2012年4月26日木曜日

人が腐れば組織も腐り、最期は国が腐る

衆愚政治の極みのような事態がもうずっと続いている日本。
社会の中にも、今までは余り表立って見えていなかったような「階級」のようなものが形成され始めているような気がします。親を通じて見つめる世の中をポジティブに捉えることが出来るか、ネガティブに捉えることが出来るかは、親がその生活や対話を通して子供に見せることができるスコープの役割を果たしているのだと思うのです。
このスコープを通して見た世の中が「救いようのないもの」「努力が報われない世界」に映る子供達には、学習や生活の改善の意欲などというものは「子どもがよっぽど親と違って賢くない限り」世代を超えた貧乏スパイラルに陥っていくのがかなり必然に近い成り行きなのではないかと思います。
夢のない人間には計画は無く、計画の無い人間はその日その日をただ生きるだけ。そういった人間の層が次第に厚みを増してきているのが今の日本ではないのでしょうか。固定化された低所得層が社会保障に頼り、鬱屈した不満をぶち撒けるだけ。国全体が老化する中で、昔と違い将来もそれが改善する見込みはなく、バカな指導層が目先の票目当てに理解力の無い貧乏人を騙し続けるという腐った構図。ロールモデルであるべき親の生きがいは、パチンコと携帯。日常はバカなテレビ番組で塗りつぶされ、、、。
昔は「金はなくとも努力は一生大事」というのが僕の周りには当然のように存在していたのですが、そういう考え方はもう日本では普遍的ではなくなったのでしょうか。
近い将来、こんな人を馬鹿にしたような狂った社会保障制度などあっという間に潰れるのは眼に見えているのに「だーれも」痛みを分かち合うのが嫌で支給年齢の大幅引き上げや総支給額の大幅減額、働かない者に対する生活保護費の削除を行わない、、、。こりゃどんな大木でも腐って倒れますよ。立ち続けるなんて無理ですから。
悪いのはみんな周りの人達のせい。自分がその腐ったシステムの中に組み込まれた腐臭の発生源だということなど露も考えることは無し。これでは経営の方針も間違え、未来も読めない経営トップと、改革の責任をその馬鹿なトップ達が取らないソニーと一緒。日本は栄光のソニーの黄昏時にそっくりなのです。昔は良かった!これじゃあ、未来への思考を停止したジジイの繰言と一緒ですよね。(笑)
努力であれ改革であれ、愚直なペインコンテストに耐えた者しか生物界では生き残らないのです。これはどの国のどの時代にも共通する永遠の真実ではないでしょうか。
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