2011年3月16日水曜日

アメリカでは半旗を掲揚

昨日、帰りがけに高速を南下していて気づいた。フィリップモリスの工場のアメリカ国旗がバージニアの州旗、とPMの社旗と共に全て半旗(Half-mast)として掲げられていた。一瞬、そのアメリカが示した哀悼の意に、日本人として思わず涙が出そうになった。
国を離れ故郷(くに)を想う、己の生まれ出た国の困難に心が揺さぶられる。
昨日の夕食時に嫁さんがポツリと話してくれました。「ストアで見た全ての新聞のトップが日本の地震被害のことだった」とのこと。確かにどのチャンネルも、ニュースのヘッドは中東情勢ではなく日本のこと。皆、福島原発での状況を時々刻々と伝えている。こちらのラボにいても、誰もがその心配をしているのだ。アメリカ自身の原発については皆「日本のような安全な原発でアレなんだからアメリカの海岸部で同じ事故があったらひとたまりも無いよ」と、立ち話をしていた皆が自嘲的に話していた。

ここで、下に記事を二つ紹介します。上のものは、柳田先生のブログからの記事です。
菅首相は原発作業者をバンザイ特攻隊にしたてようとしているのではないか
共同通信は原発から20キロ離れたところで平時より数千倍の放射能が記録されたと報道しています。また原発労働者はもう現場にいけないくらいの高濃度放射能が原発にあるようです。
菅首相は、東電に早朝、乗り込んで社内に3時間もいたといいます。そこでここで撤退すれば東電は完全につぶれると叫んだそうです。複数の報道機関がそう書いています。首相がです。それを大マスコミは報道してしらぬふりをしています。
原発労働者をバンザイ特攻隊にしたてて死の勤労現場ではたらくことを強要するのなら、首相の地位にとどまる資格はまったくない、たとえ東電首脳がどれほど無能でも現場知識のない首相がそのようなことを勤労者に強要することが許されるはずがない。日本は法治国家ではないのでしょうか。報道はこの点を確認すべきです。

「最悪なら東日本つぶれる」=専門家自任、笹森氏に明かす―菅首相
時事通信 3月16日(水)22時11分配信
「最悪の事態になったときは東日本がつぶれることも想定しなければならない」。菅直人首相は16日夜、東京電力福島第1原発の事故をめぐり、首相官邸で会った笹森清内閣特別顧問にこう語った。放射性物質の飛散により、広大な地域でさまざまな影響が出かねないとの危機意識を示したとみられる。笹森氏によると、首相は「僕はものすごく原子力に詳しいんだ」と専門家を自任。東電の対応について「そういうこと(最悪の事態)に対する危機感が非常に薄い」と批判し、「この問題に詳しいので、余計に危機感を持って対応してほしいということで(15日早朝に)東電に乗り込んだ」と続けた

最も落ち着いて的確な対応を出し、国民に不安を与えてはいけないはずの人間が率先してこの腐れスタンドプレー、、、。驚愕の愚かしさです。一言、「お前、日本のために死んだほうがいいよ。」東工大応用物理学を出て、麻雀点数計算機しか作ったことのない左翼活動家が先進国国家の首相としてこの未曽有の危機の対応にあたる、、、。
そんなこと無理ですから!
もう消えろ。前から何度も言うようにこんな左翼の市民活動家なんかに国家の長が務まるわけがない。その市民活動でも「四列目の男」という不名誉な渾名を持った卑怯者。決して責任を被ろうとしないねずみ男のような男なのです。英語ではこんな卑怯者のやる責任回避をBack passと表現する事があります。(特にラグビー経験者間ではよく通じます。w)そのパス野郎こそが今、日本の危機のどまんなかで目を白黒させて、東京電力の責任者を呼びつけては怒鳴り、自分の思いつきを押し付けようとするだけの男なのです。原子力に詳しいお方がこの程度のレベルなんですから東工大も罪作りなもんです。大学の偏差値、来年10位急落するんじゃないでしょうか?
あれほど仙石と一緒になって罵った「暴力装置」自衛隊に「今では」頼り切り。三顧の礼で迎えるしかない事態になっており、しかもその人達を特攻隊のように扱う。どの面下げてとはオマエの事だ。究極の厚顔無恥。
国家の長でありながら、安全保障の概念がゼロ、何の備えも無し。罵った自衛隊を二万、五万、十万、そして挙句の果ては予備役招集ですか、、、。最低の司令官がいつもやらかす戦場で絶対に避けるべき兵力の逐次投入。orz 

現場に入り、公衆衛生学的見地から被災者の救済に当たっている大学の先輩から次々にメールが入る。そのなかの一つを添付写真と共に、ここにお見せします。

遠野から、三陸海岸沿いの釜石、大槌に向かいました。昨夜からの雪が、仙人峠を越えても降り続くなか、釜石に入りました。釜石駅から海岸へ向かう道は、津波の爪跡が深く町に刻まれています。車や家には「×」印が見えます。既に確認済みを表す印です。さらに北上し、大槌に向かいました。トンネルを抜けると隣で車を運転していた大槌出身の看護師が「雪で、よかった」とつぶやきました。「景色が見えないから」と。あたりは一面の雪です。その向こうにあるべき町が見えない、本当のことなのか、雪のためなのかわからない、それが救いだというのでしょう。
支援を待つ人々が、三陸海岸の小さな町々に点在し、数十人から数百人で避難生活を送っています。
大槌の避難所で、電気のない中での窮乏生活です。
プライバシーなどもちろん有りません。
民度の高さだけがこの整然たる避難を可能たらしめています。
言葉もありません。
この瓦礫の中に未だ多くの方々のご遺体が埋まっているのです。
こんな時に雪とかイジメか。水を運ばれています。
避難所の人達に追い打ちをかけるようなこの仕打ち。
死者行方不明者の累計は、この早い時点でさえ、既に1万人超。このままでは二万を越えてしまうのではないか、、、。こんなネガティブな予想はしたくないのですが、連絡が取れない三陸地方の方々の数が余りにも多すぎる。何たることか、、、。
最後にこちらでは宇宙論などで有名な日系の物理学啓蒙家ミチオ・カクのテレビインタビューのリンクを載せておきます。離れたところに居る人間のほうがよっぽど対応策を的確に見ているという良い見本です。防災服を着て陣頭指揮者気取りのどこかの能無しも見るべきです。

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