2014年6月6日金曜日

認知症・作業療法

今日精神科の先生の院内講習会での発表を聞いていたら、超高齢社会(既に超高齢”化”のレベルを超えている!)日本には少なく見積もっても300万、場合によっては400万を超えるであろう認知症の患者さんが居るとのことでした。

400万というのは驚きの数字ですが、これから益々高齢化が進行していく日本においてはこの数字さえも一時的な通過点に過ぎません。
65歳、70歳、80歳と高齢化が進むに連れて加速度がついたように急激に増えていく痴呆の患者さんの数を見ても、それは長寿という生物学的な現象が見せる特別でもなんでもないある種の老化の一側面なのだろうなと思います。(もちろん起きないに越したことはないのでしょうが、、、。)

年をとれば筋力が落ち足腰が弱まる如く頭脳の働きも落ちていくというのは実にふつうのことだと思います。
90を過ぎても尚頭脳明晰な人もいれば、60前後で既に痴呆の症状を示しておられる方もおられることは極普通の現実です。何故こんな差がつくのか実にまだまだ不思議なのですが、遺伝的な背景、生活習慣その他本当にたくさんの要素が絡み合っているんだろうと思います。

さて、このような多くの高齢痴呆者の方々の痴呆の進行を可能な限り食い止めようと院内で始まった療法の一つに園芸療法というものが有ります。
もともとは土いじりを通して傷病兵や家庭内暴力その他の被害者たちが心の平安を取り戻していく作業療法の一環として行われ始めたものらしいのですが、それを痴呆を持つ患者さん達の生活レベルの維持と痴呆の改善に応用しようとするものらしいです。

私自身は精神科医ではないので詳細やバックグラウンドは実に疎いままなのですが、発表された先生によると、こういった痴呆の評価改善に関する指標は非常にたくさんあるらしいのですが、実際にはそういう意味でnumericalなインデックスがきちんと「園芸療法を通した結果としての痴呆改善の具体的数字」として提示されたようなきちんとした研究結果発表は未だそれほど多くはないとのことでした。

既に病院の一階の天井部分にはプランターや土が運び込まれ、咲いた花や果実が収穫や鑑賞を出来るレベルにまで育っておりました。お金はかかるらしいのですが凄いもんです。少なくとも痴呆の患者さん方にとって単調になりがちな院内での生活が少しでも文字通り「華のある」生活になればいいことだなと心から思います。

オリジンが如何なるタイプの痴呆であっても、一種の薬の投薬による改善が見られるようなことは未だに報告されていませんが、その内すくなくとも痴呆の進行を「予防」してくれるようなドラッグが実用化されるであろうことは個人的にはガチだろうと推測しております。

それが私の老化に伴うボケの進展の阻止に間に合うかどうかは不明ですが、、、。
そん時は嫁さんにケツ拭いてもらおうかな。w

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