2014年11月4日火曜日

病棟での申し送り

看護師さん達は朝と夕に申し送りという作業をして病棟の患者さん達の状況把握を行っています。

まあ、病院勤めをしている人や病院に入院していた人、もしくは病院に御家族が入院されていた方などはそういったシーンを見られたことのある方も居ると思います。
この申し送りには各病院や各科、各病棟によってそれぞれ違う方式をとっているところが多いようなのですが、基本的には患者さんの容態を一晩見続けかつ世話をし続けてきた看護師さんが、翌朝に次の日勤の方に、患者さんの様々な情報を
伝える場です。日勤の方が終われば今度は夜勤の方へ同じように情報を受け渡していくわけですね。

この申し送りというものを廃止している病院や病棟も有るわけですが、それは病院の採用しているシステムや規模、あるいは哲学によっても様々な違いが有ると思います。

さて、この申し送りなのですが、各々その申し送りをする人によって実に様々。滔々と喋る人もいれば(だからと言って必要なことを伝えているとは限らない!)、訥々と喋る人、全然的を射ないまま時間だけが過ぎていく人、客観的な報告をする人、主観的な報告をする人、ドラマチックに声色を替えて話す人等々、本当に「十人十色」とはこのことでしょうか。

脇で仕事をしながら聞くと話しに聞いていると、やはり若手の看護師さん達はこの申し送りが苦手な人が多いようで、先輩の看護師さん達にいろいろと聞きながら先に進んでいく感じの「手探り感」がある人も多いようです。
必要な事項を客観的に淡々と申し送るというのが私にしてみれば良い申し送りなのかな?という気もするのですが、物事はそう単純では無いようで、今日も各病棟でいろいろなドラマが展開されているようです。

若手だからダメな申し送り、ベテランだから良い申し送り、などという単純なものでもなく、やはり向き不向きも有るようですが、これに苦しまれている方も諦めずに日々研鑽されて「効率的な申し送り」をされている方の真似から始めるのが最も手っ取り早い改善策じゃないのかな?

みんな頑張れ!

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