2011年12月14日水曜日

業者からの接待?

今日はちょっと変わった事があった。
医学生物学に関係のない方には全く無縁の会社だと思うんですが、そちら関係の方々には極めて馴染みの深い会社の一つにCell Signalingという、主に実験用の抗体を中心に取り扱う会社があります。他にもサンタ・クルズとか、バブコ(確か吸収されて社名がCovanceになったはず)だとか、有名所はいくつもあるんですが、このCell Signalingと言う会社の抗体は我々研究者の間では比較的外れの少ない、カタログ通りの抗体という認識があります。(これも相対性理論ですが!)
敢えて名前は出しませんが、(出してるかw)中には100マイクロリットルの抗体に$250の標準的な値段をつけたまではいいけれど、ポジコンでさえバンド出ませ~ん、もしくはマルチプルに無数のバンドが出すぎて何がなんだか判りませ~ん、なんて言うのを平気で売ってくる企業も結構あるわけです。
別に宣伝では無いし、肩を持つわけでも無いんですけど、問題が発生した時のコンサルタントの真摯さとか、抗体ごとに責任をもって説明をできる現役生物学者がバックに待機しているとか、データを見せて納得させれば代替品の発送が無償で直ちに行われるとか、そういう細かい所がスムースに行われるのがこの会社なので評判がいいんでしょうね。
さて、話は飛んだんですが、ある女性研究者が我々の研究所を去り、予算を消化しきらずにそのまま僕の隣のスコットランド人PIに予算を使い切るための相談をしていったんですね。その時に大量に抗体を買って、万を超えるドルでの買い物をしたことで、この会社のVA担当のおじさんがクリスマス前の感謝の食事会というのをラボのために開いてくれました。
ささやかな食事会だったのですが、ラボの会議室におじさんが自分で買ってきたALAMOの美味しい肉屋料理を持ち込んで、それを皆で食べました。ついでだったので、会社の四方山話などを聞いて、年末の論文書きの合間にこの美味しい一時を楽しみました。
あ、そうそう、オデッセイは遂に修理終了致しました。w 有ることをしたらコロンブスの卵のように素直にアームが動いて修理できました。

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