2011年12月10日土曜日

日本の雑誌

このブログが縁で知り合いになったシスコの女性が日本に一時帰国されていたのだが、先日シスコに戻って来られた。
その時にわざわざ、日本で購入された最新の一般週刊誌を大量にセットで送って下さり、久し振りの日本のup to dateな空気を嗅がせていただいた。それには何と娘の好きな日本の「嵐」の使われている家電製品のカタログまで同封されており、そのお気遣いに只々感謝であった。やっぱり、お母さんは優しいね~、と嫁さんとしきりに語り合った次第。嫁さんは日本のにおいのする週刊誌を舐めるように丹念に読んでいました。(笑)
その雑誌を自分で読んで見て改めて気づいたことは、橋本大阪市長の誕生と皇室関連記事の賑わいぶりでした。特に、皇室関連記事!なんというか相も変わらぬ「余計なお世話と揣摩臆測」の大量書き込み。なんで、皇室とは言え他人の家庭の事にあれこれと姑根性出して「間接的な」氏名不詳の登場人物を使ってものを語らせるかね、、、。例えば、「XX関係者曰く」形式の愚にもつかない書き方。まるで執筆者自分が「その家族の運命と皇室の将来を心配してあげているんですよ~!」と言わんばかりの語り口で。
一言、「すっこんでろ」と言うのが個人的には正直な感想です。w たかが週刊誌の編集員ごときが、国の大事に関してこんな下衆な語り口で「あたかもそれが世論の大勢であるかのように書き込み」ある方向へ世論を喚起しようとでも言うのだろうか。特に、東宮御所への風当たりに関する書き方は陰険とはこの事かというような書き込み方。昔のポンチ絵的イメージそのままの、ザーマス言葉の昔風のクソ教育ママでもここまではかかないよね、と言う書き方で、本当に呆れました。
愛子さまが云々、そのお母様であらせられる雅子さまの溺愛が云々と、、、もうね、この人達がどれほど大変なストレスの中で生活をしていかないといけないのかということを想像できるんでしょうかね。これ書いてる人達は。今まで自由な生活をしていた人が、四六時中、衆人監視の中で行動制限をされ、古式床しいしきたりの中で、がんじがらめとも思われる行事をこなし続ける事の辛さがわかるのだろうか?そんなの絶対無理。特に想像力に乏しい女性週刊誌の記者諸君では。
皇室継続の議論は「絶対かつ継続的に」必要ですけど、それは常識的な範囲の中での冷静で安全な議論で無ければならないと思います。いつも中国人のポスドクと話す時に「中国の最大の失敗は世界にも稀な長さと伝統を持った皇帝のシステムを歴史から消してしまった事」と言って、更に追い込むように「共産主義国家になっての新中国なんて所詮作り物の継ぎ接ぎだらけのシステム」というと、普段は元気な中国人も何も言い返しません。日本に少々お金はかかっても、国事行為を象徴的にこなしてくれる人物が「個人と家族の一生」という犠牲を払って日本の為に尽くしてくれるシステムを持っていること、そしてそれを世界が尊敬の対象としてみてくれることが、どれほど金銭に代えられない価値があるのかというのをもう少し冷静に考えて我々国民は真摯に応援すべきだと思います。そうすることが右翼的行為だなどとは「決して」思いません。

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