2021年6月10日木曜日

「出来るけどやらない」=「出来ない」

『できるけどやらないだけだ』と自分に言い聞かせている間は、『できない』ということを別の表現で言っているに過ぎない。

上の言葉は天才物理学者リチャード・ファインマンの名言のひとつなのですが、やっぱり実行力のある人を見ていると、まさに上の言葉を地で行く人こそが壁を突き破るのだと素直に理解できる様な話が私の周りの小さな世界でさえ頻繁に出てきます。

何かで最後まで突き抜けていく人にはその人を動かし続ける単調な力強さがあります。結局の所、成功しようがしまいが「考えながらやり続ける力」を持った人が私の周りにいる成功者達。経済的な成功、学術的な成功など目に見える形での成功も幾つかに枝分かれしますが、結局どこでも人生のどの局面においても一回も力を入れることのなかった「怠け者」はよっぽどのことがない限り成功はできないという話。

身近でも、病気で障害者であっても頑張った末に立派な会社を興した人。研究者の世界でも途中20年以上本当に全然まともに結果が出なかったのに、最後にはノーベル賞を受賞するような世紀の発見に至った人物。出来るけどやらないっていうのは小中学生のみならず、我々大人でも全く普通に「使いがち」ない言い訳。このセリフを吐くぐらいなら最初から「出来ない」と言い切るほうがまだ醜くなくて潔いですね。

仕事でも勉強でもみっともない言い訳を連発しないためにも「出来ないけどやらないだけ」等という恥ずかしい言葉よりも「どうやったら出来るのかを考え続ける」という言葉をいつも信条として生きていたいものです。

繰り返しになりますが、周りの人々のことを思い出しても、やっぱりいろいろと前向きな人というのは最終的には何かを掴んでいるというシンプルな事実。結局は失敗使用が成功しようが、賽を振り続けない人は人生ゲームでマス目を先に進むことは出来ないという話だと思います。

何かに真剣に取り組むからには何事も一生懸命したいものだなと反省しつつ学んでいく日々です。その為には身近な人間に己の目標を最初に宣言してそれを形にしてしまうというのが手っ取り早いのではないかと。

さて私、何を宣言しましょうか?小さいけれども病院で最近宣言したのは「禁煙外来の導入」でしたが、それはもうほぼ形になってしまいましたので、次の「何か」を探すこととします。

2021年6月9日水曜日

患者さんの病院での時間潰しをお助け!

入院中にはなかなか時間を潰すのが難しい患者さん達が居られます。

例えばある種の膠原病で肺のダメージを強く受けており、ベッドからはその横に置いてあるポータブルトイレくらいに移動することくらいしか出来ないような患者さんにとってはリハビリを積極的に行うことも出来ず、感染症の予防と肺癌の発生のスクリーニングをする程度が日常となっている場合、ベッドの上でウトウトしながらラジオを聴いたりする事が多くなりがちです。

ところが、こういった患者さん方は頭脳の方はしっかりしているというパターンがごく普通。こういう方々の時間の潰し方はテレビやラジオだけというわけもなく、病棟に置いてる活字の書いてあるものを片っ端から読み尽くす事も多々あります。漫画も単行本も文庫本もナンプレも。それでも療養型の生活をしている患者さん達はどうしても入院が長くなりがちで、100冊程度の本や漫画ではそのジャンルに関係なくアッと言う間に読み尽くしてしまうことを何人もの人で目撃しました。

そこで、私は個人的に自分が読み終わった漫画を期日が過ぎたらドカッと病棟に持っていって寄贈します。(主にゴルゴ13ですが・・・。)あとは更に本を読みたがる患者さんに目星を付けて、個人的に「貸本屋さん」をする事があります。ただし、最近はコロナ禍の為にこういった事がなかなかストレートには出来ないのが頭にきますが。

びっくりするのはやはり病床にあろうがなかろうが本好きは本好きという単純な事実。人によってはものすごい量の本を次々に読んでいくため、私自身が毎日結構な量の本を持っていっても直ぐに読み切って次の本!と言う感じの遠慮がちのリクエストが来ます。しかも、お互いが更に慣れてくると「先生、この本の内容良いんだけど重いわ~。」とか、「ノンフィクションお願いします。」とか、「ハッピーエンドの話はないですか?」等との遠慮がちな囁きかけも。

幸い、家の本棚には日本に帰ってきてからの分だけでもかなりの数の購入された本がありますので、取り敢えずは供給が尽きる事は無さそうなのですが、こちらも結構性別や年齢などを勘案しながら「配本」に気を使います。w

患者さん方の頭脳を衰えさせないためにも、入院を少しでも有意義にしていただくためにも微力ながらお手伝いさせて頂いております。


2021年6月8日火曜日

「Believe」 いい映画でした

Green Bookを観終わったときに画面の下に次のお薦めが幾つか出ていた中の一つにBelieveというのが混じっていました。

どの程度の作品なのかは判らないまま最初の数分を観てみると、Harvard Lawに入学してきた「どこからどう見ても」極少数の女子学生が主人公っぽい話でしたので、何気なく観始めましたがこの女の子がGinsbergという名字で呼ばれているのをみて「あ、ユダヤ系の女の子の話か」と言うことはすぐに分かったのですが、その後は次第にそれが性差別と闘う女性の話へと移っていきました。

観ながらずっと「ギンズバーグ、ギンズバーグ、、、、どっかで最近聞いた名前やな・・・・。誰やったっけ???」と感じながら観続けるうちに映画の真ん中あたり頭の中に雷が落ちたように思い出した。そうです、ルース・ベーダー・ギンズバーグ!アメリカの連邦最高裁判所判事として四半世紀以上にわたって君臨したリベラルの重鎮だと。相変わらず愚鈍な俺。

そもそも、それを知ったのはアノ糞大統領としてトランプが最後に放った連邦最高裁判所判事の入れ替え工作(実際は共和党の重鎮達による必死の工作と言われています。)でバレットを強引に指名したことで、リベラルや民主党の強烈な反感を買ったときに、死の床で戦ったあとにいきなりこういった指名が行われたその「置き換え前」の判事がこの人物だと知った事でした。

ところが、よく調べてみるとこの方はアメリカでは小学校低学年でも授業などで教えられる機会があるほどの人物だという話。いわゆる超がつくような有名人・偉人だったのですね。

女性につけられた、当たり前と思われ「議論の対象にさえなっていなかった」見えない法律上の鎖を解き放つだけでなく、男性と女性の法律上の差別を「双方向から」解決してきた偉大な人物。我々が今享受している多くの当たり前と思っていることは実は世界各国で命のやり取りを長い間繰り返した結果として手に入れた権利だということを今一度思い返す良い機会となりました。

国王に恣意的に生殺与奪の権利を持たれないこと。裁判無しでは罪は一切決められないこと。職業を選ぶ自由。教育を受ける権利。法のもとに男女の差別がないこと。人種による差別はこれを認めない。信教の自由。言論の自由等々の少し考えただけでもズラズラと上がってくるこれらの自由や権利は人類の長い歴史の中では本当に極々最近、そして多くの国ではまだまだその多くが認めらていないもの。

映画の中身を話すとこれから観る方にホンマに申し訳ないので、一切のネタバレ無しでアマゾンプライムビデオで観ていただければと思います。


2021年6月7日月曜日

すぐにマシンが人を殺す日は来る・・・

昨年だったでしょうか、ロシア軍がナゴルノ・カラバフでアゼルバイジャン軍にドローンを使った一斉攻撃を受け、お取り飛行機などと組み合わせて実質ロシア軍が看板兵器とする種々のレーダー網を物凄く効率的に攻撃制圧したような記事がありました。当然、ロシアは大変な衝撃を受けたという話。

ところが、ネットで調べてみるとアメリカのDARPAもAIと組み合わせたドローンによる敵の識別と攻撃システムをかなりのレベルで組み合わせていて、軍の内部では「人」がそれにどこまで関与するのかというのが大きな議論の中心となっているという話。当たり前というか、実際には議論を尽くすべき物凄く繊細で重要な問題だとは思いますが、恐らくは確実に、直ぐに歯止めは効かなくなるでしょう。

そもそも、アメリカ軍内の研究結果では既に人が関与しないほうが効率的に攻撃(要するに殺傷!)できるというレベルに到達していると言う話で、それを阻止というか中止できるのは人間のみと言う話。もし、仮にシステムを乗っ取ることができれば、最近の近未来を描写した映画に頻回に出てくるような監視、連絡、殺傷を容易に行うようなドローンシステムが何時でも我々を襲うことが出来るわけです。

既に今のドローン技術は物凄く遠くからズーミングで我々を監視するシステムが出来上がっていると言われています。我々の知らない所で、知らないところから現れたドローンによって知らない人から監視され、場合によっては攻撃を受けるという、夢は夢でも単なる最低の悪夢。

種々のドローンも猛烈な勢いで進化が進んでいて、恐ろしいほどシンクロナイズされた動きがよく中国のビデオなどで出てきます。更に飛行速度も到底人間の足などでは逃げ切れるわけもない速度ど正確に追いかけてきます。狭い所も何のその、電波が届くところはどこまでも来れますし、頭脳を持って周囲の状況を認識しながら自律飛行できるタイプのものはそもそもバッテリが続く限り地下数百メートルのトンネルの中でさえガンガン追跡してきます。

しかも、ドローンのサイズも巨大なものから極小のものまでよりどりみどり、勝ち目自体がありません。対Drone兵器の開発も素晴らしく進んでいるようですが、空のみならず、地上を走る頑強な四足歩行型ロボットも既にマシンガン、ガトリング・ガンを体の脇に積み込んで攻撃が可能になっているものが存在しています。対戦車兵器レベルのもので攻撃して初めて破壊できるような頑丈さをもっているという恐ろしさ。ロシアとイスラエルは既に敵を見つけて襲いかかり自爆するというドローンを発表済み。国によってはもう倫理の歯止めなんてありませんので開発は止まりません。

正直、ほんの10数年前であればまだまだターミネーターの映画の中でのみ出ていた世界が既に眼前に展開されているというのが今日の現実。

今は冗談の様に考えられていても、水の中、空、地面の中まで動き回るようなまさに驚くような「想像で考えられる限りの形とサイズ」のドローン達が人の周りをうろつく事になるでしょう。

ターミネーターが制作されたのは1984年ですが、最悪のシナリオが本当に現実になるリスクが過去にかつてなかったほど高まっているのが今の世界になってきました。最先端の科学技術と自己完結型の正当性が結びついたときにこそ、いかなる残虐な兵器も必ず対人兵器として使用されます。

原爆でさえそうでした。局地戦の多発が予測される今後の世界の紛争では恐らくは何の躊躇いもなくこういった兵器が人を殺す時代がそこに来ていると思われます。そして多分、ドローン自身が起こすfriendly fireによる友軍の誤射も・・・。

死ぬ時はAIにだけは殺されたくないもんですな。


2021年6月6日日曜日

江頭2:50復活!!

ワンクールのレギュラーより一回の伝説

それが江頭2:50の座右の銘だとよく言われますが、まさに表面的な行動は全てが狼藉者で括られるような行動で表されます。w 基本的に多くのアンケートでは「女性に対して行われると」必ず大変ネガティブな結果。

芸人というのは命をかけて笑いを取る!という言葉を芸人の定義とするのならば、江頭こそはまさに命知らずを地で行くような男だと思います。私が江頭を知ったのは大学生の頃で、大川興業の人間としていつも警察に警笛を鳴らされそうな芸を連発している危ない輩が居ることをテレビやビデオで観て知っていました。しかしそれでも当時はメインの活動は大川興業の中でのone of themと言う感じだったと思います。

それが次第にピンとしての活動が増えていく感じになっていったのですが、彼を忘れさせない一人の芸人として脳裏に焼き付けるきっかけとなったのはテレ東で放送されたトルコでのオイル・レスリングでの肛門でんでん太鼓での一件。トルコ警察に逮捕されるわ、群衆が暴徒となってもう少しで江頭は殺されかけるわで大変だった一件です。その時思ったのはいろんな意味で「ああ、江頭は危ねーわ」という一言。笑いのためなら命は捨てるっていうのは後々ネットが発達して彼のいろいろな行動から「嘘じゃない」と何度も確認できましたが、あれが最初の衝撃的な1ページ目でした。

その彼が暫く前から病名は告げないものの、体調不良でYoutuberとしての活動を休止していて、大変心配していました。ところがその彼がネットで復活。
江頭は「自分の映像を見ることで死にたくなった奴が一人でも生きることを選択してくれれば良い」というような趣旨のことを言っていますが、今回はエガちゃんから「俺を見ろ!笑え!」と言われた部分とその後で図らずも笑いながら泣いてしまいました。
実はエガちゃんって人を幸せにする男なんです。ビデオをいろいろ見ていると本当にそれがよく解ります。

実はシラフでは異様な照れ屋で常識人という話があるのですが、いろいろな話を聞いて判断する限りでは全くそのとおりだなと思います。狂気の笑いは計算された正常な判断力の延長上に登場するのだと信じます。

江頭2:50、実は私より3週間ほど早生まれの同学年の九州人です。同い年、同じ九州出身だけど、彼の病の話を聞くにつけ「そういう歳になってきたんだな」と思う自分も居ます。

これからもエガちゃんが突き抜けた人生を送ってくれることを強く望む俺でした。