実は昨日の誕生日には続きがあります。
残念なことに、五十歳の自分にとっては大切な誕生日の日が「他に誰も代わってくれない」当直の日となってしまったのでした。
実際には他の知り合い達から、誕生日の食事会を開いてやるから何とか当直変更とはならんのか?としつこく聞かれたのですが、こればかりはどうしようもありません。素直にしょんぼりと当直室で寂しくネットをしていたら・・・。
コンコンコン、コンコンコンと当直室の扉を何度も静かにノックする音がします。
???急患にしてはこんな連絡の仕方はしない、院内のピッチから直接連絡が入るはず、と思いながら扉を開けると「ある病棟」の看護師さん達が数人で荷物を抱えて入ってきました。
「おーっ」と思っていると、「先生、どうせ一人で寂しく当直してるんやろ〜!(・∀・)ニヤニヤ」と言う感じで話しかけてきました。
なんと手に持っていたのは直径十数センチの小さな誕生お祝いのケーキ。おまけに先生も寂しいやろうから、、、等と言ってそのとなりに入っていたのはいまどき高校生でも手にしないような珍しいビニール袋詰めのエロ本?
インターネットのない時代に「ビニ本」と言う言葉を身をもって経験している我々の世代には懐かしいシロモノです。w
しかしそれだけではありませんでした。
何とも嬉しかったのはこの看護師さん達が小さな声で半世紀を生きてきたお祝いの誕生日の歌を歌ってくれたのです。
何だかな〜。オジサンは嬉しかったのですよ。こんな小さなイベントこそが。多分一生忘れないでしょうね。
実は今日はこの前にも二人の女性からプレゼントを頂いておりました。
女性とはいっても二人共、私の母の年齢と同じ方々なのですが、この二人からオ~ッ!と声が出るような日本酒の四本セット、そしてモエ・エ・シャンドンを頂いたのです。俺のようなバカ息子のために無理をしてこんな買い物をしてくれたお母さん達に報いる準備を早速考えている私です。
あ、母といえば実の母からも電話が一報あり、「自分の息子が50歳とか・・・」と驚き呆れ、感慨深そうでした。
そういう母ちゃん父ちゃんは何歳なんやっちゅうねん?w
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