2015年7月13日月曜日

病院のヘルパーさん達

病院のヘルパーさん達はみんな基本的に非常に働き者です。

患者さんの移送、シーツのセットアップ、洗い物、トイレの介助、尿・排便等の処理、お風呂入れ介助等びっくりするほど一日中まめに仕事をしています。
こんなに仕事をして重たいものを運び続けて大丈夫かなと見ていると、やはり多くのヘルパーさんは腰痛の持病持ちであることが多く、コルセットを腰に巻いての仕事をされている方々が沢山います。

早番だと朝六時から来る人達も沢山いますし、夕方も遅くまで仕事をして病棟の中を看護師さんたちと一緒になって走り回っています。しかし、これだけ働き詰めに働いてもこのヘルパーさん達の手に入れる給金は実に安いものです。それは愛知県においても同じ。

筋肉を使うという意味においての肉体的な労働の激しさだけから言えば、医師とはまた違ったタイプの激務です。
(だからと言って医師が頭脳労働偏重かというと、実際の話、頭脳も当然使うものの一日が終わった後の肉体的な疲労も相当なものだとは思いますが、、、。)

ヘルパーさんの中にはやはり自分の母親とちょうど同じくらいの年齢の人達もいて、実際に一生懸命働いている人達を見ていて、感心することしきりなのです。田舎でゆっくり年金生活をしている実の母親が同じことしたら倒れるんじゃないかとついつい考えてしまったりします。

ヘルパーさんたちは当然の如く男性も女性もいますが、実際の介護の現場は数的に女性優位の職場。
いろいろな事情を抱えてヘルパーになっている人達も中にはいますが、そういった人達の中には他の介護センターに移っていったり、他の介護施設から当病院に移ってきたりする人も比較的多く、人の流れはかなり流動的です。

中の人がちょっと語ってくれた給与の事などもあったのですが、仕事のきつさに比べて支払われる給与の低さが際立ちます。この給与レベルではこれから益々増えていく要介護老人や患者さん達のケアを担う人達はなかなか思うようには増えてくれないだろうな〜、と単純に感じます。

益々の人口減少と超高齢化の進展でヘルパーさんの取り合いになり、需給バランスの逼迫が起きた時に彼らの給与がもっと上がってくれればと考えざるを得ないのでした。

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