それは今アメリカに遊びに来ている母親の行為が発端でした。米に来る時は「必ず」毎回海外旅行傷害保険に加入して来させるようにしているのですが、歳も歳なので毎度のごとくウチの嫁さんに電話をしつこくさせて小学生に対する様に連絡をとりながら最終確認を取ります。
今回の場合は三回も確認を取り、その度に「わかった」といい、最後には「とった」とまで言い切りました。私は最終的には自分の母親のこういった言動を日頃から信じていないので、アメリカに来て直ぐ「保険入ってきたよね?」と尋ねると「うん」と応えました。そこで、「じゃあ、証書を嫁さんに渡しといて!」と言うと、「うん、、、」。
「渡して!!」というと、炊事をしていた手を止めて「入っとらん」と言ってあっけらかんとしています。おまけに言うに事欠いて「大丈夫!一ヶ月健康でいるから心配するな!」という始末。
アメリカでは一発の医療行為で数千万のオペになることも全く普通の事ですが、そんな事情など全く理解などしていません。おまけに、本人が死んだりしてそれを移送しようものなら治療行為と併せてハーフミリオン何ていうことになることも全く珍しくも何ともありません!
アメリカで一体毎日毎日どれほどの人間が医療破産しているか知りもしないし、逆に怒っている私をバカにする始末、、、。更には本人が自覚していないことは一緒に来た配偶者たる「自分の旦那」をも同じ危険に巻き込んでいることを全く自覚していないわけです。
もう、本当にこっちがアップセットしてしまって、明日帰ってもらおうかと本気でその瞬間考えました。
おまけにこういった海外旅行の傷害保険などは本国の出発前に入っておかないとどうしようもないのです。(要するに家を出て以降は全く加入さえ出来ないのです。)ところがそういったことも当然理解していない、、、。もうホント子供と一緒です。
直ちに飛行機のチケットを購入したアメックスに電話し、カバーの範囲を尋ねると当然のごとく飛行機搭乗時のみの生命保険カバー。これでは何もカバーされていません。
もうこっちの頭の中はヤバイ、ヤバイの連続で何とかしなければということでネット上でアメリカに到着した後でも加入できる医療保険の検索開始です。目一杯検索と研究をして保険を探すのですが、年齢が69歳を超えると途端に条件が厳しくなります。更には75歳という年齢になるとその条件の厳しさは更に敷居が上がり、トータルの保証が10万ドルというラインを超えることができません。
仕方ないので、これを限界として直ぐにネットから加入しました。その二人分を四週間カバーすると合計$670でした。
は~~~~~~~~~~、疲れた。orz
2 件のコメント:
文章読んでて「頭痛しながら対応に奔走されてる姿」が目に浮かびました、お疲れ様でした、本当に。アメリカってとにかく「自己責任」の強い国なので保険関係もバカにならない値段だと思います。ご両親、悪気は無いとは思うんだけど、やっぱり手続きが面倒くさかったのでしようか・・・
しんいち
しんさん、もう終わったことでいいんですけど、その瞬間は本当に「ヤバイ!」という一点で集中して保険探しの作業に没頭しました。
両親にも既往歴がいろいろありますからそれを知っているだけに焦りました。
歳をとって人の意見を聴かなくなると不味いことがたくさん起こりますよね、、、。今後はもう少しケアの密度を高めなければと思っています。(ヽ'ω`)
コメントを投稿