今日は研究発表会の夏休みを緊急返上し、日本から来られた新潟大学の肝臓外科・病理の若手ドクターH先生にその論文と研究の発表をして頂きました。
話の内容は大腸癌の肝転移とその転移先からの再転移におけるリンパ行性と血行性の経過はどちらがドミナントなのか、更には胆管癌の肝内での浸潤や転移の形式をどう考えるのかとか、肝内の癌の切除における腫瘍辺縁からの切除距離と再発や予後の関係など主に三種類のテーマに分けてのお話でした。
私のように臨床に縁のない医学部出身者には聞く話のすべてが面白く、興味深いものでした。現場の感覚が無いだけに実地で働いている先生には出来ないような幼い・恥知らずな質問を連発しましたが、先生は懇切丁寧に答えてくださいました。病理を修めた上でまた肝臓外科に帰っていかれるのでしょうが、若手のホープとして大いに活躍してくださるでしょう。
こうやってJ-RAVで発表してくださる学外の先生方も少しずつ増えてきているようですが、この傾向がずっと続くと素晴らしいなと考える今日このごろです。
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