朝早くから目が覚めました。今日が今回の両親のアメリカ訪問の最終日。朝から揃って朝食を食べたのですが長女は昨日から事あるごとに涙を流しすぎて目がバンバンに腫れて眼が糸のようになってしまったので、階下のコンチネンタルの食事には行きませんでした。これも毎度のことですので驚きもしません。
皆でホテルを出て、外で全員揃っての記念撮影をしました。実はこれも恒例行事なのですが、私が「母親を抱きかかえて一枚パチリ」と言うショットも一枚追加で撮りました。母親は随分と恥ずかしがっていましたが。w
皆で飛行場に移動したのは十時前後でした。荷物を運んで両親に代わってチェックインの手続きを済ませて直ぐに出国ゲートに向かいます。パスポートとボーディングパスを持たせ、何分にも間違いのないようにしっかりと指示を出してどこに行くべきかどうすべきかを説明します。
その時でした、いよいよ別れの瞬間になって嫁さんも上の娘も滂沱の涙。驚いたことにオヤジも眼から大量の涙を流し、母親まで泣いていました。うーん、今までこんな事はなかったのに年取ったか?そのせいでこっちまで少しウルッと来てしまいました。
親父は最後に私に「XXにもっと優しくせな!(XXは嫁さんの名前)」と言って私の頭を軽くパシンと叩いてきましたが、、、。自分の若かった頃の非道ぶりを棚に上げるか~?というわけで、出国ゲートで係官として我々と老親との遣り取りを見ていた東アジア系の若い兄さんが二人を別個にエスカレーターではなくエレベーターの方まで連れて行ってくれました。彼が戻ってきた時、謝辞を述べたらかっこ良く笑顔を返されました。
両親を見届けて直ぐ今度は上の娘をボルチモアの大学の寮まで送り届けねばなりません。飛行場からは約1時間10分という計算が出てましたが、ボルチモアの市街に入ると突然の渋滞が始まりました。何でかと思っていると掲示板にレースのことが出ていました。そうでした、去年も娘をフレッシュマンとして送り届けた時にこうやってボルチモア・グランプリの準備で混雑していたのでした!やっと思い出しました。
しかも今年は既に予選の車がバンバン走っていて、その時見えたのはポルシェを駆るワークス達のチームで、ものすごい速度できついカーブを曲がっているのが高架上から見えました。
しばらくして渋滞を抜け娘を大学の外にある新しい寮のビルまで届けて我々自身も大学の駐車場に車を停めて娘の部屋へと向かいました。
周りの道路はなんだかやたらとほじくり返されてました |
ここが部屋へ移動途中の廊下ですが、実に綺麗でした。 |
なんだか俺の大学生時代の男おいどん的な、サルマ茸でも生えていそうな頃のオンボロ下宿とは対極にあるなんだか理解できない世界でしたね、、、。時代も国も違えばそうなるか。
取り敢えず、娘はここでもまた涙を流して嗚咽してました。いつまでたってもこういうところは母親ソックリですな。その点、下の娘はドライですが。
帰りにはポトマックミルズのIKEAと靴屋によってちょっとした買い物を済ませました。家に帰り着いて電話を見てみれば、上の娘から写真付きテキストで、すっかり元気になった様子で今から運動に行くと言うメッセージが入っていました。今年も頑張ってdean's listに名前をのっけてくださいね~。(学費代支払い低減のために!w)