2012年7月9日月曜日

有り難うサンフランシスコ!

朝から荷物をまとめてサンフランシスコ湾のGhiradelliの工場跡(Ghiradelli Square)を訪問。
まあ、何と言う事も無いところだったが、嫁さんにとっては高級チョコレートの本家を訪ねるのは楽しかったのな?ここはホテルにもなっていて、いくらかかるのかは知らないが、何となく高級感が漂っていた。玄関にはベントリーのコンバーチブルが停まってましたし、、、。
すぐにその近くからPier35に移動し、本日のメインイベントであるアルカトラズへ。

アルカトラズは以前から行きたい行きたいとは思っていたのですが、ついぞ機会が無く今まで映画やテレビなどでその姿を間接的に見るだけの存在でした。映画で私的に知っているのはクリントイーストウッドの「アルカトラズからの脱出」とか最近ではショーンコネリーの「ザ・ロック」等ですが、それらから受けるイメージは「人間にとってタフな場所」というものでしたが実際どんなところなのか興味津々。
今回予約したツアーは少なくとも二週間前にチケットを取っておかなければ到底無理というくらい人気のイベントだという事が事前予約の時点でわかりました。一日に6から7回出るフェリーが島まで10分程の航路を繋いでいて、一年に約200万人というもの凄い数の観光客を捌いているというのですからそれくらい混み合っているのも理解出来るというものです。
さて、夏でも涼しいシスコの空気をゆっくりと押しのけてフェリーが島に近づきます。映画で見た景色が眼の前一杯に広がってきたあといよいよ接岸、案内役のステーとパークの男性が、我々にイントロのお話を数分間してくれ、この島を廻る際の注意、方法等を親切に教えてくれます。うれしい事に、案内時に使用する自動音声案内装置の言語の中にはなんと日本語音声が入っているのでした。それくらい日本人の訪問が多いという事なんでしょうね。
音声ガイドに従って中をゆっくり進んで行くと確かに昔映画で見たような古びた独房(セル)が三層構造になって見えます。中の広さは横幅が1.5m位、奥行きが2m程度で、小さな便座が一つ、棚が一つ、壁にはめ込まれた板状の小さな小さな椅子と机があるのみです。こんな中で世紀の大悪人達が全米各地から集められて厳しい刑に服していたんですね。シスコの街のどこからでも見えるこのアルカトラズ、裏を返せばアルカトラズからもこのシスコの素敵な町並みが昼も夜も見えるという事です。これはキツい。精神的にもの凄いキツさでしょう。眼の前に素晴らしい自由があってもそこには手が届かない。頭がおかしくなりそうです。警察に捕まるような悪い事はしないに限ります。(笑)
このロックという別名で呼ばれる刑務所でも何度も脱走の企てがなされた様ですが、たった一回の生死不明の脱出劇を除けば、悉く悲惨な結果に終わってしまったようです。一度などは看守を人質にして逃走を試み、殺し合いになったこともあったのですが、その時に海兵隊によって投げこまれた手榴弾の後などが未
だに生々しく床に残ったりしていました。約一時間半程のゆっくりしたオーディオツアーを終えて、出口の御土産屋さんでちょっとした御土産を買ってこの島を後にしました。
一度行けばまあ良いかな、でも一度は絶対行っておきたいところです。バージニアに帰ったら、また映画とか記録とかを見直してみようと思いました。再上陸したところ、乗船前に撮られていた記念写真が出来上がっていました。まあ、5x7の二枚の写真で22ドルという馬鹿高いものですが、まあ「思いで思い出!」ということで、騙されて買っておきました。 ここを出た後にすぐ39番埠頭に居るはずのsealsを見に行きましたが、我々が行った時にはたった四匹が暇そうに固まって寝ているだけでした。ちょっと拍子抜けでしたね。W彼らも季節や時間帯によって集まる数や活動が違うであろう事は用に想像出来たので、単に我々の運の問題だったようです。
すぐさま娘達の要望でチャイナタウンに戻り、買い逃したものが無いかチェックという事になりましたが、あれだけ前回きっちり調べた事もあり、さすがにそうそう買い足すものはありませんでした。下の娘がイヤリングを買ったくらいです。
後は最後のお宿である飛行場近くのHoward Johnsonというモーテルに移りシスコでの最後の夕食。最後に何を食べるかという事で少々悩みましたが、グーグル先生を使って近隣の様子を探りますと、何と近くにコスコがある事が判明。コスコの会員証は常時携帯していたので、これは行かない手は無いという事で早速アクセス。行ってみるとありました!特に会員証を見せなければいけないシステムでもなく、家族五人で腹一杯ピザやチュロスを食べて何と11ドルちょっと。嫁さんは大喜びでした。女性はこういう「お金をセーブ」的な出来事に弱いですね、、、。orz
夜は瞼が急激に重くなりスコンと寝ました。いやあ、何度でも言いますが、今回のカリフォルニア旅行はただただ素晴らしかったの一言です。それもこれも今回の訪問を許してくださった、A御夫妻の優しさ、心遣いのたまものであるという一言しか思い浮かびません。本当に家長として「有り難い」という言葉以外に<はありません。これもこのブログを書いていなかったら決してつながる事の無かった奇縁です。これからもこの縁を大切にして行きたいと思います。
カリフォルニア、サンフランシスコそしてタホ湖。本当に素敵なところでした。
またいつの日にか戻ってきたいものです。

人気ブログランキングへ

0 件のコメント: