今日の予定はまず
Virginia Cityという、銀鉱山への移動でした。
バージニアと名前はついていてもバージニア州とは直接は関係なくて、(そのファウンダーの出身地に由来するようですが)ネバダ州にある山のど真ん中にある街で、ゴールドラッシュの流れで見つかった銀鉱山に寄り添うように出来上がった小さな鉱山町。当時の華やかな街に比べると人はずいぶん減っていて、残っているのは当時の面影を留めるメインストリートのちょっとした建物のみ。それでも建物の中には御土産屋さんやレストランなどがそれなりに入っています。到着して先ず始めにした事はここを走っている蒸気機関車に乗る事でした。ここは
Virginia&Truckee RRという会社が運営している小さな鉄道で、昔は銀鉱山の坑内に使用する支えとなる木をLake Tahoe界隈から切り出してはここに運び込んできていたんだそうです。
例に漏れず、ここも億万長者を生み出しましたが、成功して実際にここを離れる事が出来たのはごく一部で、殆どの炭坑夫達は一日12時間、週七日、劣悪な環境下で働いた挙げ句、硅素肺もしくは酒の飲み過ぎによる肝硬変を発症して失意のうちに死んでいったのだそうです。この鉱山は実は「歴史的にアメリカでは非常に有名な鉱山」だそうで、全く知らなかった私は確かに
Wikiのこのページでそのドラマと歴史に満ち満ちた記述があることにに驚いてしまいました。
取りあえず、先ずは蒸気機関車に乗り込みました!本当に小学生の頃、東京のおばさんの家から北海道に遊びに行った時に乗った時以来で、自分の生きているうちにまさか再び蒸気機関車に乗るとは思ってもいませんでした。乗ってみると、実にのんびりと走ってくれ、途中でゲッコーや小型のリスなどが走り回る西部劇さながらの世界を見せてくれました。
これが終わった後は、メインストリートに戻り、骨董品を探したり、中華を食べたりしてたのしみました。本当にどこにでも中華料理やというのはありますね。そこでお手伝いをしていた中学生くらいの孝行息子にこっそりエクストラのチップを渡してあげました。上の娘も何か感じるものがあったようで、こっそりと私とは別にチップをあげていたようです。
最後に、この街のど真ん中にある古い炭坑への入り口へのツアーに参加しました。長さは多分100メートルも無いと思うのですが、昔実際に使っていた炭坑の中に入るのは生まれて初めてで、なかなか面白いツアーでした。こんななかで、一日12時間、一週間毎日働くなんて、、、無理です!
この後、骨董品探しとカジノの探索を兼ねてRenoへと移動しました。バージニアシティからは車で僅か35分のところで、
サーカスサーカスに行ってその規模と偉容に驚きました。しかし、これでもべガスを知っている御夫妻によれば規模が小さいとの事です。兎にも角にも、来訪者の金を24時間吸い取ろうという完全なシステムが出来上がっていて、食事中でもテーブルの上にはポーカーやスロットが出来るようなセッティングになってまして、驚くほどスムースに金を使わせるようになっていました。
ご夫妻がどうやって遊ぶのかを小額の賭けが出来るスロットで見せてくださったのですが、お金に見境をかけない人にとってはお金があっという間に溶けて行く街だなと思いました。お世話になった御夫妻のうち奥方が見せてくださった実技では1ドルが2.1ドルに増えました〜!
私は自信もお金もなかったので、「今回は」見学だけに留めておきました。(笑)
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Virginia cityのメインストリートです。やっぱり少し寂しいのですが、何のかんの言って結構人は集まってきます。(年間200万人!) |
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これがその蒸気機関車です。下にあるGold Hill(人口69人!w)への往復38分旅を満喫出来ます。 |
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Virginia cityの町中にあった骨董品街。 |
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気の良いあんちゃん風の鉄道員が運転する蒸気機関車。実にのんびりしてます。 |
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これが走っている途中の列車です。実に気持ちいいのですが、陽射し自体は強い!! |
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きれいに整備された蒸気機関車でしたね。 |
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途中停車したGold Hillでの息子、嫁さん、下の娘のスナップ写真。 |
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ここが人口69人のGold Hillです。本当にカラカラに乾燥しています。 |
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雲一つありませんね! |
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