そういう言葉が相応しい今日の学生のディフェンスだった。本当に情けない。本人は自信満々で臨んだようで、ジュースやお茶、クッキーなど「どうでもいいもの」に気遣いを見せていたのだが、あれだけあちこち訂正し時間をかけて練習もさせてやったのに基本的なところで大きなミスとなる間違った説明をしてくれた。思わず天を仰いで、「終わったな」と思ったのだが、何とも甘いことにコミッティーはこの発表に対して「よく出来た」だの「良い結果」だのとポジティブな講評を与えた。
ま、要するにどうでも良いのだ!彼らにとってみれば出されているデータと、それをきちんと説明すべき内容のマッチングが行われようがそうなるまいが、「手順」「儀式」が大切なわけで、ある程度のレベルのThesisさえ提出されていれば、それで良いということなのだろう。
全く個々の大学の生理学教室はだから教授の墓場とか言われるんだろうよ。折角、自分ともう一人のCo-PIの先生が頑張って厳しいコメントとともにNOの一言を突きつけてやろうと言い続けたのに、Unusualという「前例にないから」「ここでノーというと既に決まっている歯学部への進学に差し支えるから」というようなコメントでそれに拒否権を使うようなことを突きつけてくるとは、、、全くもって意外というか何と言うか、、、。
こういうところで厳しくすることこそが科学のクオリティーを高く保ち、かつ愛情を見せるということなのだと逆に私は考えるんですけどね。
結局、最終的にはOKとする案を渋々受け入れたものの、最後の抵抗線として「最後のフィギュアにあたるWBで、蛋白リン酸化の状態をきちんと示すまで終わらせない」という条件を付加しました。ああ、もうこんなXX者は採りたくない。採った私が悪うござんした、、、。orz
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