2012年10月24日水曜日

夏の庭

今日は一冊の本を読み終わった。
タイトルは「夏の庭」という新潮文庫の作品で、嫁さんが日本語学校の友人から借りた文庫本で、嫁さんが返却する前に大急ぎで私が読了しようとしたものです。しかし、夜寝る前のかなり眠い時間帯に少しずつ読むという状態になってしまったので一週間ほどかけてこの200ページちょっとの薄い本を読むことになりました。
この本を書いた湯本香樹実さんという作家の方を私は知らなかったのですが、既にこの小品は映画化もとっくにされているとのことで日本に居たら知っていたのかなと考えました。読了後の感想は「良かったな~」という一言。中学の頃のどうしようもないあの頃の自分を思い出してしまいました。w 
アホ全開かつ不安定な少年から青年時代への過渡期、変革期。時間は永遠にあるように勘違いできる最後の瞬間があの頃だと思います。物語の中では、子供と大人が不思議な形で接点を持って特に大きな事件もなく淡々と話しは進むのですが、其々の登場人物は其々に複雑な過去と現在を抱えています。
ネタバレになるのでこれ以上のことは何も書きませんが、このような心理描写と内面の葛藤を中心に記述してあるような小説の映画化は難しいのではないかと思いました。一切他のソースも「わざと」みること無く日本に帰った時にでもビデオを借りてみようと思います。
しかし、今思い出しても感じるのですが、既に15歳前後の頃の自分というのは人生のいろいろな問題や悩みに関してはほぼ今と変わらぬレベルと深さで考察していたように思います。いや、今よりは随分深く考えていたな、、、。哲学する人としては却って大人になって退化したんでしょうね。orz
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