2016年2月6日土曜日

日本ってほんとうに人の数減ってるんですね・・・

最近学校に子供さん達を通わせている看護師さん達の話をたまたま病棟で聞いて「えーっ」と驚くことがありました。

私の家庭の場合は三人の子供達のすべての義務教育と高等教育はアメリカで終わりという形になっているので、私にとって現代の日本の義務教育とそれに引き続く大学入試の実情というのは正直闇の世界。
21世紀になってからの日本の教育の世界の現状を知る立場にはありません。

さて、私が驚いた内容は小学校の各学年のクラスの数自体と、1クラスの人数でした。
そこら辺りにあるごく普通の名古屋の小学校で各学年が二、三クラスというのは普通でかつ各学級の人数はせいぜい上限が30人程度だというのです。これには驚きました。

自分達の頃、といってももう40年程前の通常の学年は附属小学校などの例を覗けば普通の公立小学校は10クラス前後あってもとりたてて誰も驚かず、各学級の人数も実際は40前後まで出席番号が割り振られていたように覚えています。それでいて特に学級崩壊なんていうことも特には問題になっていなかったノンビリした田舎でしたが。

先生方はあくまでも雲の上の存在で、今考えりゃ?というような人達も沢山いましたが、それが父兄の間で特に問題されるようなこともなく単に「あーあ、今年は運が悪い」くらいで済まされていた時代でした。

我々の更に十五年くらい前の世代は人間の数はもっと多かったって言いますからね。それも想像はつかない世界ですが、嫁さんが居た長崎の中学校でもクラスは多すぎるためにプレハブが別棟であったなんていうのも普通だったそうですから、今のように児童数の減少で学校の統廃合が行われて・・・何ていう世界はチョット想像もつかなかった頃ですよね。

今時の子供達にとってはこの少子化した世界が普通の世界。放っておかれて競争にもみくちゃにされていた我々の少し上の世代から比べれば、価値観その他が全く違ってくるのは当然のことで、それを競争力という意味での国家の衰退というのであれば、どの国家もこう言った過程は比較的避けられない「優しく寂しい世界」の登場なのかもしれません。

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