まさか世紀の瞬間に自分が生きていられるとは!
今まで間接的にしか確認されていなかったアインシュタイン最後の宿題?であった重力波がLIGOのチームによって直接観測されたという11日のニュースはどうやら本物のようで、単純な驚きを通り越してあごが落ちるほどの”驚愕の領域”の出来事です。(LIGOの成立の大本には日本人の小澤正直先生の輝かしい業績があったことを忘れてはなりません!)
数学や物理のブログやウェブサイトをよくまわって記事を読む事が多かったのですが、100年前にすでにこの存在を予想していたアインシュタインの偉大さというのは読めば読むほどその脳味噌の偉大さにただ圧倒されるのみです。しかし、こう言った偉大な人の偉大さを本当の意味でappreciateするためにはそれを理解する人自身もその分野に精通し、かつそれを理解し美しさに打たれると言う経験があるはずなのですが、私の方は打てば”カーン”どころか”ボグッ”と鈍い音がなる紙のハリボテ並みの脳味噌の持ち主。w 残念ですがごく表層の事象しか理解できません。
しかしそんなレベルの低いことは世界の進歩においてはどうでもよくって、今回の発見は見えなかったものが直接観測できるようになったという意味で人類の歴史を変えてしまった”電磁波の発見”に匹敵する快挙ではないのでしょうか。38万年という”今までの方法で観測可能であった宇宙の過去の姿を観測する限界”を突き抜けて我々の所属する宇宙の姿を遡って観測する手段を手に入れたという意味では人類の知性が見せた快挙という以外に言葉もありません。
それにしてもWilesによるフェルマーの最終定理の証明といい、重力波の直接観測といい人類の知性と発見には際限というものが無いですな。日本のKAGRAもこれにどんどん新しい知見を付け加えていってくれることを強く期待しています。観測できたら次は確実にそれを使った新たな科学の領域が拡がるもの。間違いなく人類は重力と物質の理解において新たな地平を突き進む手段を手に入れたということなのでしょう。
今年のノーベル物理学賞はこれで決まりましたね。
2 件のコメント:
この話題聞くとどうしてもこれを思い出して笑ってしまいますww
http://j-town.net/tokyo/news/localnews/221349.html?p=all
嗚呼、歯を磨いた後に見るんじゃなかった・・・。
中日新聞の正月記事、東スポの一面、テレ東のアニメと同じ波長を感じます。
世の中の流れガン無視。w
これはこれでありだと思います。
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