2015年11月9日月曜日

車の選択が難しい過渡期かも?

車を買おうとは未だ思っていないのですが、ちょっと気になることがあります。

それは今までの車の選択肢としては「標準」とはとても言えなかったようなことです。私の場合、その気になることと言うのは「運転支援の安全システム」になります。

最近のニュースでは高齢者による”いかにも”と言う感じの事故がよく報道されているのを見ます。この前16歳の子をはねた事故なんかは93歳の女性とか・・・。
もう何だかアングリとしか口を開けられませんでしたが、自分の運転能力とか言うものを客観的にみることが出来ない人だったんでしょうね。この人には息子さんもいたという話ですが、ハッキリ言ってこんな人を運転させるようでは息子も何らかの問題があった可能性が高いと思うんですが。

ちょっと脱線してしまいましたが、それはともかくとして、海外から次第に導入が始まって随分と時間が経ちますが、最近ではスバルのEyesight Ver.3を始めとしてトヨタのsafety senseとか様々なレベルとクオリティの運転支援システムが当たり前のように車を売る時の大きなセールスポイントになる時代が来ました。

こういうある種の目玉システムがガンガン成長している時期には、消費者にとってこういった商品の購入は大変難しいものです。例えばノートPCなんかは十年前は選択が非常に難しかったし、スマホも5年前ならいろいろとその購入の選択に悩みもしたでしょう。あの頃はそれこそ季節ごとに目に見えてそれらの商品が体感レベルの成長をしてましたし。
しかし、ここ最近は日常生活にはこれだけの機能があれば事足りるという「これだけあれば充分使える」というレベルがどれほどのものかというのが、それらの機器においてはよく見えるほどに成熟してしまいました。

しかし、車の安全運転支援システムに目を向けてみると、最終目標である「完全自動運転」に向けてマダマダやることは盛り沢山というか始まったばかりです。
そんな中で、季節ごとにあるいはバージョンアップごとに大きく安全運転の支援機能がレベルアップしていく今の時代は、多分、この分野のチョイスに関しては物凄い変革期ですから、何を選ぶのが良いかというのは大変難しいと思います。
単純に車の走りやデザイン、室内空間の質、燃費、衝突安全性にとどまらず、第6の選択軸としてこの急速進化中の能動的安全運転支援が入ってますから。

今までの能動的安全支援というのは比較的回頭性や四輪のブレーキ・コントロール、タイヤ・コントロールのようなものが大きかったと思うんですが、これからの安全運転支援システムはそれこそセンサーとソフトウェアとリアルタイムのビッグデータ活用による芸術的な運転支援という一桁も二桁も上に進化したレベルの世界の話になってきます。

こうなってくると、次の世代の人達にとっては冗談抜きに我々が大学生の頃に運転していたような人の判断能力だけで運転する”素(す)”の車は「恐ろしくて乗れない」くらいの歴史的遺物になっていく可能性がありますよね。しかもかなり急速に。

とすると、今購入する車は次に中古車として下取りする時には「安全運転支援システム」のショボイ車はかなり買い叩かれる可能性があるのではないかと危惧しているのですが、まだ今の時点までは大丈夫ですかね〜???

 いろんな会社のいろんな車をつらつらとウェブで眺めてみましたが、、、本当に各社各様で、安全運転支援に対する対応の差は大きいですね。
この流れについて来れない会社の車のシェアが確実に萎んでいくのは仕方のない事でしょうし。こういうことがきっかけになって何らかの合従連衡が起きるのか、それとも標準化したパッケージを売る会社のものをかなりの会社が買ってきて後付にしても充分なものが出てくるのか。

十年後の車って、安全運転に関しては物凄い事になってるような気がします。今の安全運転支援システムが冗談のようにプリミティブに見えるほど凄い進化を遂げるでしょう。
だったら保険料率も「人が素で運転する車」は何れメチャ高くなるような・・・。

人気ブログランキングへ

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

古くは「ベータ」vs「VHS」なんていう選択肢もありましたね。
実家はソニーのベータを買って失敗したクチでした。
(今日、ソニーはベータビデオカセットの出荷終了のお知らせを出しています。)
有る程度普及するまでは、選択はチャレンジですね。

small G さんのコメント...

ですね〜。

よく考えたらまさしくこういった選択をこそ「チャレンジ」と言うべきですね。
今はそのVHSもベータもほぼ絶滅ですが・・・。w