この前から伊藤乾先生が連載されている中韓がノーベル賞を取れない理由に関する一連の考察をよんでいるのですが、その言説は実に腑に落ちるものばかり。
伊藤先生、profileをみると私と同じ年齢で物理学から音楽(しかも、その音楽も物理的思考の延長の世界で考察を加えられている)かたなのですが、いろいろな物事に対する考察をする際の切り口がいつも私にとっては新鮮で面白いんです。
いわゆる難関大学をでていても、それ以降の人生において人として研鑽や勉強が続かなかった人というのは「伸び」が無いのでしょうが、この先生は例え学歴がなかったとしても(勿論素晴らしい学歴もありますが)自分の頭で考えて物事を考えることの出来るタイプの人なんだなって強く感じます。
己にとって都合が悪いか否か、通説に沿っているか否か、過去の事例と整合性があるのかなどというのは全く関係なく、ただ真実がどこにあるかだけが真理の追求の本質だということ。
本当に育てるべきは安直な回答を求めず、しつこく時間をかけて何度でも何度でも答を求め、次の新しい真実を求める若い世代ではないでしょうか。
クイズ王など千人居たところで人類の進歩はありませんが、新しいアイデアを出し続ける人が一人でも居続ければ人類にとって進歩が見えてくるわけで・・・。
権威と科学が離れていない国に真実の発見は無理ですわな。
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