今日の実験結果はどうやらこの分子を使った仕事がグラントになりそうだという思いを一気に強めてくれた。
虚心坦懐、最初からデータに対して何のバイアスもなく統計処理を施していったら「!」というような結果が出てくれた。これなら仮説通りに、そして理屈通りに物事が運んでくれている事になる。後は細胞周期のチェックをしておかなければならないが、レンチバイラスを感染させた細胞を使ってのFACS使用は、書類の提出時に通常より一段階余計なステップを踏まなければならないので面倒くさいといえば面倒くさいのだが、論文提出用に必須の実験の一つなので、ここはキッチリやるしか無い。いかなる小さなステップも、レビュアの眼から逃げられないようなコンテンツに関しては、ここで事前に完全に抑えこんでおかなければならないし。
後は追加で必要と思われる関連分子を用いた実験が幾つかあるので、そちらの方も淡々と進めてフィギュアを作ることにしている。嗚呼、信頼出来る技術を持った人手がもっと欲しいと痛切に思う。アイデアややりたいことは幾らでもあるのに、リーマンショック以降のアメリカの科学予算の厳しさといったら完璧なサバイバルゲーム、、、。サバイブしなければ。w
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