2011年4月10日日曜日

ポトマックでレガッタ

今日は息子と共にポトマックへレガッタを観に行った。
このブログを書いていることでお知り合いになることの出来たNさんの息子さんがGeorge Washingtonのrowing crewとして出場するということで、(最近、体の鍛錬をしていることもあり)是非その地獄のような6分間のrowingをこの眼で確認しようと思って行った。Nさんは何とサンフランシスコから泊りがけで金曜から来られているのだ。午前中にNさんが投宿中のGホテルにお邪魔して、Nさんの御主人のお姉さんと揃って四人でポトマック川の会場へ行った。ジョージタウン中心部の道を真っ直ぐ降りてポトマックに突き当たるところにボートハウスがあり、そこで多くの大学が必死の戦いを繰り広げていた。
NAVY, George Washington, Georgetown, Cornall, Columbia, Holy Cross そしてイギリスからは遠路遥々Oxfordが呼ばれていた。なんか、こうやって名前を見ていると、優秀な大学にはボート部ありという感じがしませんか?試合は本当に大差が付いているものから、6分ほど漕いで一秒も差が付いていないような恐るべき接戦まで実に様々。やっぱスポーツの「眼の前」で見る臨場感は何物にも代えがたいものがありますな~!行って良かったこの試合。
結果を簡単に言うと、NAVYとオックスフォードが頭一つ抜けて強いという印象がありました。まあ、NAVYは海の上の闘いが本職ですし、英国チームは優秀な人間を数少ない優秀なボート部に詰め込んでいますので、当然のごとく強いという感じです。結果はここにありますが、もし一回目をNAVYがしていなくて疲労ゼロで臨んでいたら「もしかしたら」オックスフォードに0.2秒差で負けることはなかったかもしれません。それにしても恐るべき接戦ですよね。オックスフォードも招待された以上恥をかくわけにはいきませんが、、、この接戦では、勝った感触は無かったでしょうね。
女子も当然有ったのですが、男子のような恐ろしいデカさと胸板の厚さはないものの、皆、足腰ががっちりと固太りして筋肉がパンパンに張っている感じの肉付きで、あれで蹴り入れられたらこっちの肋骨にヒビ入るかもとちょっと想像しました。(笑)
試合終了後、Nさんの息子さんともお話をする機会がありましたが、有り得ないくらいのナイスガイで、ちょっと自分自身が彼と同じ頃だった頃のアホさ加減と比べて正直恥ずかしくなってしまいました。最後はホテルに戻り、何と逆にNさんから桜餅の詰め合わせまで頂き恐縮で首が縮こまりそうでした。やっぱきちんとした親御さんからはきちんとした子が育つのだという余りにも当然の結果を見たあと、振り返って我が家のこと自身を帰りがけの車の中で反省することしきりでした。
今回の優勝タイムはオックスフォードやNAVYで5分45秒前後ですが、なんとオリンピックの静水路なんかでの優勝タイムは5分19-25秒前後ですから、恐ろし人間が世の中には居るものです。(rowingの場合、流れのある川で行われるので、単純比較することは「全く」出来ませんが。それにしてもこれは凄いです。)上のビデオは、カナダのオリンピック優勝チームのクルーが、その鬼監督のモノマネをしているところです。めちゃ笑えます。鬼の鬼たる所以はこのクルーたちの言葉の端々に出てますね、、、。印象深い一言。(モノマネの勝者を選べという意味なのでしょうが、私にはこの鬼監督の発言にひっかけているなとも思えました。)
You choose the winner.

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