- 良い監督を連れてくる、その監督が周りに集めたアシスタント陣と共に良い選手達をリクルートしてくる。(この時点では監督もまだまだ若く無名のことが多いので、ペイは低くても済むのですが、若くとも将来性の有りそうな監督を安くで見つけ出してくることがアスレチックディレクターの腕の見せ所なのです!)
- そのチョボチョボの選手達を使って、それなりの成果をトーナメントで上げ始める。
- すると、その試合やトーナメントでの出来具合を聞きつけた高校生たちが、学校のウェブサイトやその他のツテを通じて大学のスカウティングと話を始める。またはトライアウトでチームにやってくる。
- その選手達を使って、更に成績をあげると今度は更なる良い循環が始まって、選手だけでなく観客数も増えてくることで収入が上がり始め、選手の生活を授業料生活費込みでサポートできるようになり、更にリクルートがしやすくなる。
- この時期になると企業側がスポンサーシップを申し込んでくるようになり、シューズやウェアのサポートは勿論、練習用コートの改修の費用を一部負担してくれるような大きなサポートになってくる。この中には練習用の器具なども当然含まれる。
- このようにして施設が充実してくると、相乗効果が産まれて選手達も実際に成果を上げ始める。具体的にはトーナメントでの優勝や準優勝等。
- それを目当てに卒業生や地域の人達が年間チケットのシーズンホルダーとして多額の寄付金やお金を使うようになる。学生は通常無料で施設に入場することが出来、かつその大量の観客が選手たちのモチベーションを更に上げることでホームゲームで負けなしなどの状態を産む。
- こうなってくると後はもう正のサイクルが回りはじめたも同然で、選手の獲得は容易、かつ監督の給料も上がり、グッズの売上も大幅に伸びて大学はウハウハとなります。これを更に次のサイクルに叩き込むことで、このサイクルを確かなものにしていくのです。
- この状態を保ったままで、時に大きなトーナメントで勝つようになったのが、今のVCUです。こうなると今度は全国レベルで新聞、テレビなどのメディアによる大量の報道、グッズその他の売上げの爆発的な上昇が始まりますから、大学の知名度が上がります。(劇的に!)
- これを見て応募してくる学生は当然全米に大量に居ますので、応募してくる学生で、入学してくる子達の平均GPAがゴボッと上がります。例えば二〇〇六年にfinal 4に行ったGeorge Masonのケースだと、GPAが一気に0.4!も翌年上がったといいます。
- こういう感じで卒業生の質が上がると、当然その卒業生たちが就職した時の平均収入が上昇してきて寄付金も上がるという長い長いサイクルを保ち始めるのです。
実際のそうやって最終的には有名巨大大学になったり、強いスポーツ競技を一つか二つ持つ事でその状態を保っているところは沢山あります。問題は監督が代わった時や、選手のリクルートが上手く行かなかった時などです。こうならないようにするには細心の注意を払っているはずなんですが、上手くいかない時はいかないもんなんですよね。
さあ、明日の準決勝(そしてそれに勝てばその翌々日の決勝!!)どうなることか。もう既にみんな胸をドキドキさせ、固唾を飲みながら見守っています。
Go Rams Go!!!!
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