今日は全学を挙げての様々な研究発表会が催された。
朝八時前にはオフィスに入りその日の自分の口頭発表の準備を最終確認すると共に当日ポスター発表する教え子の女の子の質問に幾つか答え会場に送り出す。
私自身はポスター発表の審査員も兼ねていたので朝から若い学生達の間を泳ぐように移動しなければならなかったがそれはそれで楽しかった。いよいよ審査が始まったのは朝9時半、それから15分間だけ暇をもらい自分の口頭発表を別のビルでトップバッターで済ませまた会場へトンボ帰り。実際審査対象は足切りが行われていたため、二名終了後更に十二名の審査対象で計14名だったのだが、それでも全員それぞれの時間をとってノンストップで続けていたら三時間半もかかってしまった。
自分の教え子は公正を期すために私自身は審査に加わらず他の二教授に審査をしてもらう。最終的に最優秀賞をとったのはインド人の男子学生(とは言っても年齢は既に四十近くでインドでの学位とアメリカでの歯学の学位を二つ持っているダブルドクター)であった。私の教え子は残念ながら二位。
このオジサン学生は自分の論文の一部を持ってきて発表、かつ発表は工学部がパテントを取った材料を使っての実験でちょい土俵が違いすぎるなーと内心思ったが、そこは公平にクオリティーのみで評価。
彼女は笑っては居たが実に残念そうだった。そりゃそうだろうな。しかしこれが世の中というものです。さすがに少し悔しそうにしている彼女に「二位では駄目なんですか~!」とは口が裂けても言えませんでした。(笑)来年も再び頑張って一位を奪取だ!!
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