下の娘が猫が飼いたくて飼いたくて仕方が無いようだ。
もう毎日毎日「猫の売買」や「ペットあげます」サイトを見ては私と嫁さんのほうに何とか条件を引き出そうと交渉してくる。八歳でもそこ辺の知恵は充分発達しているようで、あの手この手で「条件闘争」を仕掛けて揺さぶってくるのには正直苦笑いしてしまった。
googleの使い方が上手くなるのは結構だが、この攻撃は結構きつい。
しまいには涙ぐむ始末で、こちらも困るがここは最後の一線を引いて拒否している。
ここにいたるまでには長い長い話があるのだが、端折って書くとこうである。
二年前にどうしてもという事で動物好きの下の娘のためにハムスターを買ってやったのだが、pets martで購入したものは実はかなり歳をとったものだったらしく、(後で獣医が歯の年齢から言った話)数ヵ月後の寒い夜に息を引き取ってしまったのだ。
このときは本当に娘はあたりをはばからず悲痛な泣き声を出して「お父さん助けて、お父さん助けてあげて」と泣いた。
私も医者の端くれ、既に駄目だろうとはその様子から推測は出来たのだが、心臓マッサージをしてストローを口から入れて人工呼吸も行いながら車を嫁さんに運転させて獣医へ走ったのだ。その途上、奇跡的に動きを取り戻しかけ、かなり反応も良くなったのだが結局高濃度酸素のケースの中で硬くなった体をさらしたハムスターのscrappyを獣医師が「駄目だった」と宣言したときには私も下の娘も涙がぽろぽろ出てきてしまった。
このことが切っ掛けとなって動物を飼いたいという娘に「この悲しみを何度も味わいたいのか?」という言葉でペットの購入を封じてきたのだがなかなか応戦がきつくなってきている。
先週実は子供達をルート288沿いにあるanimal shelterに連れて行き、可愛いというだけの理由で飼われ始め、最後には飼い主に捨てられた動物達がどうなるのかというのを見せたのだがそれで犬は止めたらしい。しかし、猫の区画が犬の区画の悲惨さに比べて妙に清潔で静かだった為か、もう頭の中は「猫」で固まってしまったようだ。
この単純さが子供らしいといえば子供らしいのだが、一度猫を飼うと部屋の中は毛だらけになるのはどうしようもない。しかも糞とも格闘しなければならないしどこへ旅行するにも一緒で無ければならない上に、日本への一時帰国中もお金のかかるペットホテルへ預けなければならないのだ。
ここは親の都合で断固乗り切るしかない!(どこまで続く攻防戦)
可愛い犬や猫の写真を見せ付けられるとこちらもつい心の中では「いいよ」といってしまいそうだが、隣には嫁さんの怖い眼が。
しかし、日頃の動物に対する熱中振りを見る限りでは、このまま行くと娘は本当に動物園の飼育係になりそうです。(まあ、比熱容量は比較的小さいと思っているので大丈夫とは思うのですが、、、。)
お母さんどう思う?コメントに書き込んでおいてくれ。
話は変わりますが、日頃は比較的半辛口的トークの柳田先生が久しぶりに灼熱の炎を撒き散らしそうです。しかも、京大側からすると多分放射能レベルの高いゴジラクラスの炎を!!
私はこの先の展開を大いに期待しています!!!(いつもは私の家での日常生活に直結した農業の話のほうに関心が向いているのですが。今回は私がアメリカに住んでいるとはいえ、”元”日本在住研究者だった私には興味あります。研究者の端くれとして大先生の研究に対する真摯さにいつも恥ずかしさゆえに壁の節穴から隠れて読むような感じでコラムを読ませていただいている私にとっても興味が尽きません。個人として日本にいたときに見聞した大学での出鱈目な予算の分配と使い方を見ていると、未だに日本のお山の大将による山分けシステムは健在なのだなと妙に嬉しくなってしまいます。まあ、現場の人間の皮膚感覚としてはどうなんでしょうかね。個人的に21世紀の今はどうなっているのか知りたいところです。(笑))
工学部9号館、京大のワールドプレミア研究申請
0 件のコメント:
コメントを投稿