2013年9月5日木曜日

プライバシーなど無いw

やっぱ「そうだよね」という話。w
最近メディアを賑わすスノーデン容疑者絡みの個人情報解読に関する話がキッチリ我々に示しているのは「ネット上に隠せる秘密など何も無い」という単純な事実でしょうね。
昔は書類に保存されてキャビネット鍵をかけられていたらそれを開けるかそれを作成した人間を籠絡して情報を聞き出さない限りはその情報にアクセスすることは出来ませんでしたが、今ではほぼどんな情報でも電子的機器を用いて作成されそれがネットのどこかのパイプラインを経由してしまいますからそのパイプを通ってどこかに保存されてしまえばもうアウトということになります。

  • 少なくとも3年前から、英国および米国のスパイ組織は、Google、Yahoo、Facebook、Microsoftを含む主要インターネット企業の裏口アクセスを手に入れていた。「2012年までに、GCHQ[政府通信本部]はGoogleシステムへの「新しいアクセス手段」を開発したと文書は伝えている」(Googleは、NSAが何らかの特殊アクセス手段を入手したことを繰り返し否定している。
  • スノーデンによると、NSAは約2億5000万ドルを費して、国際暗号標準および製品を弱体化させ、NSAが解読できるようにした。
  • あるケースでは、2007年にMicrosoftの技術者が致命的セキュリティー欠陥をみつけたところ、それは当初NSAが国際標準化グループに「強要」したものだった。
  • 世界には、これらの解読技術を自由に入手できる諜報高官による緊密な内部グループがある。「NSAの解読能力の全貌は、Five Eyesと呼ばれるNSAおよび英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの相当機関のトップアナリストからなる限られたグループのみが知っている」
  • NSAは、シリアやアルカイダ指導者等から送られるメッセージの解読は、国家安全上決定的に重要であると主張している。
その他の記事でもスパコンを使ったブルートフォースによる解読やハードウェアレベルでの解読用バックドアのプリインストール、果ては全ての通信プロトコールに対するトラップおよび各社のメールその他の保護された私的リソースへの自由なアクセス、、、まあ、言ってみれば何でもありですよ。
悪いけど、こういうことっていうのは日常的にやりだすともう歯止めなんて効かないわけで、やってる本人達も最初は令状要るか要らないかなんて考えてた人達も直ぐに感覚が鈍麻してしまって「技術的に可能なら」何でもあり、という風に日常のレベルから変わってしまうのは全く想像に難くありません。まあ、同じ人間ですから。しかも国家の安全保障という大義名分の名のもとにやることでしょうからまあ十字軍気取りですよ。w
しかしホンモノのテロリスト間の通信の遣り取りなんてその傍受してる通信の0.1%にも満たないんじゃないんですかね?まあ、そのコンマ1以下が実際に普通の人間の平穏な生活には大迷惑なわけですけどね。ですけど通信を盗み見されてる普通の99%以上の人にとっては盗み見してる連中ってのはタダの出歯亀野郎なんですけどね。
こういったシステムっていうのはまあ、この世に存在する必要悪のようなもんなんでしょうかね。
とりあえずPCなんぞ触る可能性もない、携帯電話も持たないうちの両親のような世代こそがNSAのデータオタクにとっては最も面倒くさい情報収集対象なんでしょうが。w 
しかし、それでさえ居住区域のサーバに侵入すればとりあえず両親の基本的な戸籍レベルの情報は抜き取り可能なわけですし、NTTのサーバに入れば両親の家にかかってきた電話出て行く電話の通信内容も抜き取れるわけですからまあ、プライバシーなんて無いですわ。
という訳で、皆さんキッパリ諦めてくださいというお話でした。w

人気ブログランキングへ

0 件のコメント: