自分が日本の今の日常生活(特に子供達の世代の日常)というのを余り知らないのはしょうがない。
二重にも三重にも今の自分にとっては遠い世界なので。先ずは地理的に、そして世代間の格差として、更には興味という意味でも断絶しているからこれはしょうがないです。
それではアメリカの学校に行っている子供達の日常生活を知っているかと聞かれたら、まあ、「自分達の親の世代が我々の学校生活に関して知っていた以上には」知っている、と答えられます。
しかし、だからと言ってその子供達の考え方、思考様式というのは時に親の推測を超えたところで働きますので、ナカナカその行動の変化や成長についていけないこともあります。
アメリカで育った娘達が日本の田舎の子達(少なくとも我々の住んでいた田舎)と大きく違うのは化粧やアクセサリーだろうと思う。まあ、今時の大阪や東京などを始めとして日本中どこでも、進学などに忙しくない「ある一群の」学生達は化粧やアクセサリー等は極普通のことなのだろうが、こちらでは成績や素行とはほぼ関係なく化粧やアクセサリーをつけての登校は極日常の個性の表現手段の様になっていることでしょうか。
逆に、こちらは公教育とはいえ、学校の「厳格な手順に基づいた」方針に逆らえば、簡単に放校されますし(退学より厳しい!次に行くところがないから)、当たり前のように落第もさせられます。どっかの日教組が支配する日本の義務教育制公立学校のような事はあり得ないわけです。これは幼稚園、小学校、中学、高校関係無しで、実に厳格です。(無論、教師の選別も厳しいのですが、この国でも教師のユニオンは強大ですから、良い教師を少しでも良い条件で釣って自分のカウンティーに呼びこみ、逆に自分の学校から駄目教師を遠ざけることは出来ても、一度雇うと、教育システム自体から外すために辞めさせるのは大変みたいです。)
まあ、それは良いとしてうちの娘達はどうかというと、、、。日本の学校に夏休みとかに行かせていたときは実に子供っぽく見えたのですが、(要するにアダプトしていたみたいです。)アメリカに帰ってくると普通にアクセサリーを付けたり、化粧をしたりして学校へ通います。ちょっと頂けないのは下の中学校に通う娘なのですが、化粧が濃い!特に来客があるときなど、タヌキかハロウィーンの化粧ですか?というような化粧をしてくれる。私は半分茶化して、「コリアンエアーのCAさんですか?」と言うのだが、ご本人はそれが気に入っているらしいのが御愛嬌というところだろう。
嫁さんも、上の娘もそれを陰で笑ってはいるのだが、上の娘も化粧を覚え始めた頃は嫁さんに言わせればタヌキレベルだったとのことなので、私は時が過ぎゆくのを待つことにしている。
若いんだから、肌の若さだけで十分綺麗なのにね~、といつも言うのだが、聞く耳持たぬという感じですか。若いというのは恥を知らぬということなんですね。十年後のご本人に見せるために、たくさんの写真を撮りためてあります。(笑)
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