朝方激しくドアベルを鳴らす音。
何だと思ってベッドの中から嫁さんが対応するのを聞いていたらそれほど切迫する雰囲気の遣り取りではなかったので取り敢えずもう一眠りしてしまった。
起きて出勤の準備をしているときに「さっきのあれは何だ?」と聞いたら、いつも懇意にしているお隣りのS家の御主人が、「今朝お前のところに救急車が来てなかったか」と、わざわざ心配して様子を見に来てくれたのでした。そのケアに関して何と言ってお礼を言えば良いのか、恐縮してしまいました。
このS家の御主人には、私が日本で昔、医者をしていたということが伝わっているため、何かにつけ病気のことに関する相談を受けていました。更には、日頃から行事のあるごとにクッキーや何かのおかずを作っては一品差し上げるというような遣り取りをする、家族ぐるみの付き合いをしていたものの、実際今朝は「すわ鎌倉」という感じでneighborである我が家に心配して駆けつけてくれたことに心から恐縮した次第です。
我が家のご近所はほんと皆いい人ばっかりで偶然とは言え、こんな人達に囲まれて幸せだなと思います。今日帰ったら、お隣さんを訪ねて今朝の事お礼を言っておこうと思ってます。
ところで、今朝の間違いの元はといえば、息子を毎朝ピックアップしてくれるバスの出す黄色の回転灯のライトを彼が見誤ったことによるものでした。少なくとも、私の住んでいるカウンティーでは、特殊教育を受けているハンディキャップのある子供の家には、直接玄関口までバスが来てくれるのが普通です。(全米規模では知りませんが、他でもおおかたそうだと思います。)
彼は私の息子にもいつも元気に挨拶してくれる気さくな人物ですが、自分の勘違いを知った後笑っていましたが、いやほんと親にしてみればこんなご近所さんは「願っても得難い」素敵な人々です。
2 件のコメント:
遠くの親戚より近くの他人とはよく言ったものですね。
良い隣人に恵まれると、引越ししたいけど、
新しい場所での隣人を考えると、決断し難いですね。
まさに仰る通りです。
一寸くらい良い家に引っ越せても、neighborが変人だったり、変なレイシストだったりしたらお金には換算できない大失敗を犯してしまったことになります。実際に友人で、碌でも無い隣人のせいでコミュニティー全体が大変なことに鳴った話を聞いたことがありますから、こう言うのは一つは運、もうひとつは事前調査なのかな、等と考えたりします。
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