2010年6月11日金曜日

日本大使館でのワークショップ

今日は日本大使館旧公私邸で"Workshop on Career Development in Clinical Oncology"が催された。
まあ、簡単に言えばNCIを中心として全米で行われている臨床治験の様子と、それに参画している日本人の先生方からの発表、及びアメリカに派遣されている厚生労働省の方、及び日本での臨床治験というものがどういうふうに行われているかということをよく知る大学人や製薬会社の日本法人の方々の発表などが、ガンガン15分ずつの時間をとって行われたのである。昨夜からインド系アメリカ人の友人宅のあるベセスダに泊まらせてもらっただけあり、非常に簡単にDCのマサチューセッツ通りにある大使館には直ぐにアクセスできた。八時を少し回った頃には同じ大学の癌センターで務めているH教授とともに椅子に座りコーヒーを飲む事ができた。そのあとに最初に書いたような発表が3セッションに分けて行われたのだが最初あまり期待していなかったのに実はかなり有意義な会合だった。昼食や夕食も大使館側のご好意で?用意してくださっており、最後に藤崎大使からお話があったのだが、以前拝見した大使と違いこの藤崎大使という方は非常に話が巧く、洒脱な方であったので驚いた。話しぶりを聞いていても全く偉ぶったような所が絶無で、そのスマートさが突出した印象を私に残した。別の方のお話では、経済に非常に明るい方で、政治家の延長のような方ではない人のこと。こんな人物がアメリカの最前線に日本代表としていらっしゃるのなら、どんな馬鹿が内閣を仕切っていても最強の防御線として日米の信頼関係を堅持してくれることであろうと思った。私をガッカリさせた若い大使館員より「遥かに」高品質の人物でした。なお最後に見せて頂いた日本大使館の裏にある茶室「一白亭」はなかなか素晴らしい日本文化紹介の施設だなと思いました。
今後もこのような会合があったら出てもいいかなと思わせるレベルでした。モデレータのWelchさん、Takebeさん本当にありがとうございました。最後にまとめとして感じたのはアメリカの治験の効率の良さとその裏返しとしての(対角線上にあると言っても良い)日本のシステムの惨めさでした。会合に参加した日米の参加者ほぼ全員がその危機意識を共有した一日でした。それにしてもアメリカで定住して仕事をしている医師の方々良い仕事されてました。私も頑張らねばと強く啓発されました。

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