2010年6月23日水曜日

怒りの自転車訓練

下の娘が自転車に乗れるようになりたいと言ってきたので、早速小学校の誰もいない駐車場へと移動した。何でもこの夏に呼ばれた友達の家族と行くNCのビーチは家と駐車場の距離が少しあるのでどうやら自転車に乗れることが必須らしいのだ。私にとっては渡りに船である。この際思い立ったが吉日である。教えよう。
そこまでは良かったのだが、最初からまずこちらの指示を聞かないでぶすくれた顔をしていたので頭に来たのだが最初はまあ抑えた。その後自転車に跨る度に横にいる母親に文句を垂れ続けるので堪忍袋の緒が切れて雷を落とした。
大体人に教えを乞うているのに、感謝を見せず不満げな顔で習おうという根性に怒り、チャレンジもせずに涙を落とす情けない姿に二度怒った。チャレンジして成功すれば最高、チャレンジして失敗してまそれはまたなんて事はない、やり直せば良いだけでその姿は美しい。しかし、チャレンジせずに不満を顔に出すところにぶち切れて車の鍵を嫁さんに渡して自分は息子と犬を連れて歩いて帰った。大学院生とかは指導する人間をこちらから選んで、あとは責任をもって親身にして、厳しく育てられるから良いのだが、どうも自分の子供相手がチャレンジしない姿勢を見ると情けなくて血が沸騰してしまう。嫁さんに言わせるとまた「もっと優しく」とか言うのだろうが、この自転車乗りはもう四年ほど前から何度も「やってみれば?違う世界が広がるよ」といって勧めてきたものだ。姉ちゃんの方はもっと小さい頃から泣きながらも挑戦してすぐ乗れたのにこいつは「恥を掻くのが嫌で」乗ろうともしない。小さなリスクを恐れる腰抜け振りとしょうもない安っぽい自尊心にはそういう経緯もあって本当にフツフツと怒りがこみ上げてきたのだ。これを許していては何度でもこの先同じように対処をするのがミエミエなのが本当に怖いのだ。これが男の子だったら駐車場の端までビンタで吹き飛ばしていたのだが、、、。
結局その場に残った嫁さんが一時間ほどかけて乗るところまで教えたようだ。まあ、自分は娘には短気過ぎて教えを乞われないダメおやじというところですか。

何度でも言いたい。四年前にやっていたらその分あなたの世界はもっと広がっていたんですよ。

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