2011年7月20日水曜日

カレッジ・大学訪問・第二弾--William&Mary

前回のUVAに続き、上の娘の為のカレッジ訪問企画第二弾です。

今朝は朝7時に起きて7時半からWilliamsburgを目指して一路西へと1時間30分走りました。着いたのは本当にこじんまりとしたカレッジWilliam&Mary。古色蒼然とはこの事を言うんだろうかというような古い煉瓦造りの建物が波打つエリアに迷い込んだ感じでした。娘と嫁さんは10時からの説明会の為にアドミッションオフィスに入っていき、私と息子は外のいろいろなところを観て時間を潰していましたが、それも一時間程で終了しました。というのも、通常アメリカのカレッジ・大学の見学というのはこの説明会の後に学生やオフィスの人間による、カレッジの見学会が付帯しているのです。それが直ぐに始まったので、息子の手を引いて見学会のグループの後方へピタリと付いて廻りました。下にその写真を載せておきます。
新しい建物でも古いものとマッチするように建築されています。
敷いてある煉瓦も古い古い、、、。
ここは有名な別れと出会いの橋。まあ、縁切り縁結び橋のようなもんなんですが、通常は卒業時に一度だけ渡るんだそうです。
こんな感じで何グループにも別れてゾロゾロとついてまわります。
娘は12時から個別のインタビューが待ち受けていたので、見学の途中で抜けて30分ほど、在校生からインタビューを受けていました。何だか通り一遍のものではなく、非常にフランクなインタビューで、何故W&Mを受けるのか、どのコースを取るのかというようなことを聞かれた後は、物凄くお互いのオタク心をつつき合うような会話があったみたいです。野暮だと思ったので、詳しくは敢えて聞きませんでしたが。娘の総合評価としては大学の教育熱心さと真面目さをものすごく感じることが出来て、学びの場としては多分素敵な事この上ないが、若い人間として「住む」という意味では全く面白みはないだろうということでした。まあ、大学は勉強するところですので!また、前に行ったUVAとの比較では、キャンパスの素晴らしさは比べるべくもなく近代的で大規模なUVAのほうが便利で良いと思う、と言っていました。しかし、校舎の格式は圧倒的にこのこじんまりしたカレッジのほうが絵になってましたね~。実際に学校の中で二、三種類の違った授業を受けさせて質を比べさせてみたいものです。その上で結論を出せれば更に素晴らしいと思うのですが。まあ、来週からは他の東海岸の大学を廻りますので更に比較対象が増えることでしょう。
さて、この見学会のとき実はColumbia Univ.のシャツを着ている父兄らしきオジサンが居たので遠慮せず聞いてみましたら、コロンビアの卒業生かつ、なんとダートマスカレッジも出ている、おまけに住居はU-Pennの側!ということで一石三鳥の素晴らしい調査対象。(笑)「娘がコロンビアもちょこっと考えてるんですけど、Undergradはどんなもんでしょう?」と聞いてみたら、想像していたとおりの答。要するに「IVYリーグのundergradは研究大学であるこれらのリーグにおいては、これらの学生は教授にとって正直言っておまけの様なものであり、研究新旺盛で無い生徒、若しくは受身である生徒に対しては到底お薦めできない」とのことでした。要するに、高レベルの学生で、向学心が高くないと間違いなく名前負けの結果しか得られないのだろうということです。(逆に言えばそれに喰らいつくだけの高い能力を持った人間には~ですね。)
そういう意味ではリベラルアーツ系の小規模大学は間違いなく「教育」熱心だと思います。それにしてもこのカレッジ、diversityを謳って入るものの、白人がやたらに多いなと感じました。次はペンシルベニア、NY、ボストンなんですが、、、特にボストンのこと何も知らんのですよね。どうしましょ。なんとかなるか~!(笑)
さてさて、折角Williamsburgに来たのですが、我が家の若人も嫁さんも全く歴史的建造物展示物に興味を示しません。上の娘に至っては昔遠足出来たとのことで、高いとこでなくて、さっさと安いエリアでマックでも食べようと言うことになりました。(オシャレとは縁の無い輩ですね。というか、親が貧乏だとよく解ってます。笑)ところがところが、縁とは異なもの乙なもの、マックで食べていたときに、妙齢の御婦人が我々のところにつかつかと寄ってこられて「日本の方ですか?」と尋ねられる。思わず、「そうですが、、、」と答えると、こちらに既に45年も住まれている、もと鹿児島出身の方で、近所のKingsMillというところにお住まいの方と早速紹介してくださった。驚いたことにお時間があればうちに遊びに来ませんかとお誘いまでして下さり、取り敢えず午後の用事はなかったので、お言葉に図々しくも甘えて、お宅訪問となったのだが、訪れてビックリ。
アメリカにはよくあるんですが、ゴルフコースの中にあるお住まいでした。ところがそのコースが、全米女子オープンが開かれたりするコースで、ブッシュやクリントン、オバマまでが遊びに来るコースなのでした。いろいろと、写真をとったのですが、数枚だけお見せします。コースの中にある家々は平均して2-3ミリオンという家々ばかりで、しかもそこに住まずに二番目三番目の家として持っている人が多いとか、、、。アメリカの金持ち凄すぎ、、、知っていてもやっぱ毎度驚かされます。ご本人たちはもう、NJからリタイアされて、大きな家は必要ないからとタウンハウスの形式のお家に住まわれているのですが、調度品などは我が家に飾ってある子供の絵などとはちょっと比べるべくもないものばかりでした。(笑)かき氷(正確にはシロクマという南九州では有名なかき氷ですが!)まで御馳走になり、ゴルフのクラブハウスやスパなども案内していただいて、恐縮しきりでした。また遊びに何時でもいらっしゃいということでしたが、アメリカで出会う日本の女性の方々は会う方、会う方、皆本当に良い方ばかりで、暇なし、金無し、子供有りという貧乏所帯の私達には何だか菩薩のような方ばかりですね。我々も歳取ったら若い世代に同じことをしてあげようと強く心に誓うのでした。
このコース全米女子オープンが開かれたりするところです。
ここで大統領や宮里藍ちゃんなんかがウロウロしたりするんですかね、、、。嘘みたい。

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