2011年7月9日土曜日

何で死なんで良い筈の人間が死ななあかんのか

福島、南相馬の93歳のお婆ちゃんが自殺した。
「お墓に避難します」という言葉を残して。以下遺書の全文。
このたび3月11日のじしんとつなみでたいへんなのに 原発事故でちかくの人達がひなんめいれいで 3月18日家のかぞくも群馬の方につれてゆかれました 私は相馬市の娘○○(名前)いるので3月17日にひなんさせられました たいちょうくずし入院させられてけんこうになり2ケ月位せわになり 5月3日家に帰った ひとりで一ケ月位いた 毎日テレビで原発のニュースみてるといつよくなるかわからないやうだ またひなんするやうになったら老人はあしでまといになるから 家の家ぞくは6月6日に帰ってきましたので私も安心しました 毎日原発のことばかりでいきたここちしません こうするよりしかたありません さようなら 私はお墓にひなんします ごめんなさい
93歳になるまで幸せに暮らしてきたばあちゃんが何でこんな最後を自分で選択させられたのか。歳を取るということは環境の変化に対する許容量がどんどん小さくなっていくということだ。こんな巨大な日常の変化、そして何時まで経っても良くなる見通しさえつかない原子炉。被災地への明るい見通しをもたらすハズの政治の手助けゼロ。少なくとも、この人は素早い救援の手が直接届けられていたら、絶対にこんな最後を選ばなくて良かった婆ちゃん。もう既に地震発生から4ヶ月。一体、この国の行政のトップの人間は何をしてきたのか。嗚呼、あいつがトップならこういうふうにもなるわな、、、。自分の小学校の学級委員長レベルの安っぽいヒロイズムの為なら何でも犠牲にするあいつにとって、被災地でもがき苦しむ人達の事などハッキリ言ってどうでもいいことなんだと思う。この馬鹿はこの非常時に焼肉屋、日本料理、中華料理の渡り歩きをやってのけるだけの分厚い面の皮を持っている位だから、自分の役割がなんなのかが解っていないのは「本人以外は」百も承知ではありますが。

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