2011年6月17日金曜日

King's speech

今日はNetflixから頼んだDVDを観た。
タイトルは「King's Speech」で、こちらでは幾つも賞をとっている。日本語でのあらましはここ。日本でももうとっくに公開されているようですが、前から観たかった映画だったので、DVDを頼んで今日はじっくり見ました。この当時の歴史的背景等がある程度は理解出来ていないと、映画の面白さは半減するでしょうが、曲折を経て王に即位したジョージ6世と、オーストラリア出身の言語療法士ライオネル・ローグとの交流によるスピーチの改善が成功し、戦時におけるスピーチを成功させていく過程を描いたものです。(現エリザベス女王のお父さんです!)物語としては史実と少々違って誇張された部分、端折られた部分なんかもあるようなのですが、大筋では間違いないもののようです。
まあ、それはそれとして、、、私がこの話に感動したのは実は私自身がこの王のように酷い吃音に成りかけたことがあったらしいのです。「あったらしい」というのは、実は母親が数年前にふと僕に漏らした話で、「アンタがちっちゃい頃にアンタのぎっちょ(左利きのことを昔の人はこう言いました。w)を治そうとして、きつく叱り続けてたら吃り出して小児科に連れて行ってその事を先生に話したら、逆に私が物凄く先生に叱られて。」という話をしたのを思い出したからでした。私自身はこの事を覚えてませんでしたし、私は生まれつきの運動音痴の右利き人間と思ってましたから、これを聞いたときの驚きは大きかったのです。(俺の性格が捻くれているのはそのせいだ~!という言い訳。w)
この国王もそういうエピソードが積み重なっていることを映画の中で知り、ちょっと涙が出てしまいました。大人の意味不明な都合で子供を矯正するとどういう事が起きるのか、自戒も兼ねてそういう事を考えるチャンスを持つのも親としては大切な事だと思います。
左利きは倫理教育では無く、世間の慣習への適応過程ですから、日本のような国では今でも強制されるような家庭が多いのかな?私の息子は無事私の素質を受け継いで左利きです。ありがとう!

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