2011年6月11日土曜日

小児肥満・アメリカ

ちょっと昨日の続きになってしまうのですが、今日はアメリカで実際に見る子供達の肥満についての個人的観察のおはなし。
アメリカに来た当初から気づいていた事は肥満児童の多さ。スーパーマーケットに行ってすれ違う子供のなかで「明らかに」大幅に標準を超えて太っている子どもの割合が「とんでもない」という事でした。最も特徴的だと思ったのは親が肥満だと(特に両親とも)その子どもが肥満である割合が物凄く高いということ。そしてその肥満は明らかに乳幼児の時から始まっていること。そしてそういう家族は歩きながらモノを食べている人達が大変多いということだろうか。
だいたいこの国では小学校の給食時間以外にもおやつ時間があるのが先ず私にとっては意味不明。まあ、何らかの理由をこじつけてあるんでしょうが、、、だいたい学校に甘~いジュース、ソーダの自動販売機が小学校から置いてあるって言うのがこれまたトンデモだ。これで子どもの肥満を防ごうというのだから、応えは当然「無理」ということになる。だいたい「食習慣」という大切な行動規範の形成過程においてこういうことをさせること自体が間違っているよな~。
おまけに給食がこれまた、、、フライドポテト、ホットドッグ、チップス、ピザ、ハンバーグ、アイスクリーム、そしてちょこっとサラダ。無論選択式だがそれでも当然のように子供達は「嗜好品」に手を伸ばす。これはハッキリ言って子どもが悪いわけではない。セッティングをする公教育側に問題があるのは明らかだろう。
実際にこういう子供達の中に、既に糖尿病や小児高血圧を発症している児童が少なからずいるというのが「身近に居る」というのが恐ろしい。米に住むものにとって遠い国の話ではないのだ。幸いにして我が子はその手の話には未だ縁がないが、長男が一時期、少しお腹が出てが出ていた為、甘いものの節制と軽いトレーニングをさせて腹を凹ませる努力をさせた。これは息子の若さもあって即効で腹が凹んでくれたが、アメリカに居る限りは常に気を付け続けないと、どこからカロリーが流れこんでくるか判ったものではない。
子供の頃からシャツから腹を出して汗をだらだら垂らし、息をフ~フ~言わせながら歩く子供達をたくさん見続けたくはないものだ、、、。

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