2011年2月22日火曜日

入学するカレッジの選択

上の娘がアメリカのカレッジに入学する年齢が近づいてきた。後一年ちょっとでもう家を出る歳だ。
日本の大学入試とアメリカの入学システムが全く違っているせいで、親としてはほんとうに情けないくらいアドバイスが出来ていない。これでは昔の自分の両親と同じではないか。(笑)
とはいえ、このような「無指導」にはポジティブな面もあって、娘が勝手に勉強して、勝手に進路相談の先生たちと話し合って色々と情報を集めるようななっていること。
親が情けなければ子供は自動的に頼らなくなるようです。w
アメリカでは例えばいきなりハーバードという選択が無い訳でもないのですが、通常専門的な資格を取るコースや博士号を取るコースは、カレッジ>ユニバーシティーという道をたどる。
その中でもカレッジはいくつも種類があるのだが、娘が行きたいというのはリベラルアーツ・カレッジというところだ。ランキングも毎年発表されているのですが、日本の人が見たらなにこれ?というようなのが殆どだと思います。アメリカ人でさえ、高等教育を受ける機会のなかった人達や、興味のない人達にとっては殆ど反応は同じかも。おまけに、結構地域によってその学校の有名度が異なるため、ある州では有名難関校として知られていても、他の州の人には殆ど知らね~な~状態になることもしばしば。しかし、この様々なリベラルアーツ・カレッジ、綺羅星のごとく有名人を輩出しておりまして、世界中からありとあらゆる人達が入学してきます。娘の場合はtuitionの安いのは当然バージニアの州内のカレッジ若しくは総合大学のコースです。お互いの顔の見えないようなでかい大学は嫌いだとのことで、娘はCollege of William & Maryというところに行きたいと行っています。日本語での説明はここ。州内なので州内から行く子は州外から来る子に比べて授業料は約1/4です!(他のカレッジも私立以外はそういう比率が普通です。)そういう意味では貧乏人の私にはこの選択しか無いわけですが、、、。
最初の頃はリベラルアーツってなんだ?文系のナンカか?位に思っていましたが、どうやら色々と調べてみると徹底的に思考力や討論力を磨き上げる教育を施すようです。まあ、ダメな親に代わって勝手にやってくれることでしょう。(小学校の頃から親には一切勉強や進学のことっで何も聞いたり相談したことがなかった自分のように、、、。)


今日はこんな記事を読んだことでこの日記を書きました。

3 件のコメント:

norinori さんのコメント...

small Gさま

お嬢さんへの愛情を文面よりとても強く感じます。でもこの思い一方通行ですよね(涙)

アメリカの大学には本当に魅力を感じます。
偏差値だけて学校を選び、ただ単位を取るためだけに通学し、3年から就職活動・・・今の日本の大学は何のための大学なのかと怒りさえ覚えてしまいます。
長男は英語をキープできているので一年でもアメリカへ・・と思っていたのに、苦節20年の末ついに彼女ができ、その望みはきれいさっぱり断ち切られました。
二男は「米がないと生きていけない」だけの理由で留学はしないと言い切ります。
やはり、私が行くしかないですね(^^)v

small G さんのコメント...

愛情、、、難しいですね。
いくら可愛くてもお年頃の娘が「本当の」大人になって家に帰ってくるまではナカナカ、、でしょうか。(笑)心から好きな人が出来たり、結婚して子どもが出来たりする度にきっと我々親との関係も変わってくれるもんだと信じています。
日本の大学、確かに変化を柔軟に取り入れていかないと下のランクの大学から次第に侵食されて、世界の中で立ちいかなくなっていく可能性がないとも言い切れません。アメリカの大学は入ってからのしごき方、特にトップの大学群は並では無いです。もう一つは英語の存在がデカイですよね。ハッキリ言って、知性が同じでも英語がネイティブというだけで世界の中における競争力は「最初から」二メモリくらい上ですから、これに伍して競争していくのは本当に難しいですよね。
長男さんも彼女連れで、二男さんは純銅釜直焚き炊飯器持参でアメリカに来られては如何でしょう?最初のステップで家に泊まられるくらい、冗談抜きで何時でも歓迎いたします。勿論norinoriさんも懐かしのリッチモンド如何でしょう?うちの嫁さんも日本語話す友達が増えるのは何時でも歓迎です。

norinori さんのコメント...

small Gさま

熱く温かいお言葉ありがとうございます。
Richmondに「帰る」日が来ましたら、必ず連絡させていただきます。