日ごろの生活の中で、読み始めたら止められない、手に取った本の厚みも次第に無くなり終わりに近づくのが残念でならない、というほどの本に出会うことがどれほどあるだろうか。
自分にとって生まれて初めてそういうUNSTOPPABLEという状態をもたらした本に出会ったのは吉川英治の宮本武蔵が最初だった。
全八巻のこの新聞小説から来ている物語、浪人したその年の春に何気無しに手にとって読み始めた本が面白いの何の。
ハッキリ言って全八巻、便所に行く時間も、寝る時間も、食事の時間も惜しんで一気に読んでしまいました。
私は本は沢山読むほうだと思いますが、読む速度自体は大変遅いので、自分の読む早さにイライラしながら次の展開を知りたくてうずうずしつつページをめくっていました。
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