2016年7月4日月曜日

健康増進を謳(うた)う雑誌

医局に置いてある新聞の最下段には今でも本や雑誌の宣伝が沢山載っています。

書評を取り扱う面は日曜日の当直などに時間がある時にはチラリと読んでみては面白そうな本があればスマホに撮影したりして本屋に行った時にその本を実際に見聞してみるというようなこともあります。
取り敢えずそういったものは別としても、驚くのは”未だに”驚くほど多種多様のXXすれば病気知らず!系の雑誌が手を変え品を変えいろいろと面白そうな(もちろん皮肉ですがw)情報を流し続けていることです

はつらつ元気、わかさ、健康、からだにいいこと、安心、壮快、、、キリがありませんが。
多分たくさん広告に金をかけられるだけのメジャー系?の健康増進を謳う雑誌群だけでもこれだけあるわけです。・・・まあ、正直言ってようまあこれだけ雑誌が乱立して潰れんもんよと感心することしきりですが、これに加えて週刊誌の方も時々実に怪しげな「健康特集」とか、「のんではいけないXX」とか、「日本の名医100」とか。w

まあ、よくもこれだけ頭の悪そうな記事を書き(描き?)上げるもんだと感心することしきりです。しかしそれにつられて読む奴もいるんだろうな〜、とこれまた読者層がいるからこそこういう記事は書かれるわけでして、そのことにも有るべきリテラシーというものは一部の人の間では永遠に働かんのだなと諦観の境地です。

エセ科学、権威、一般常識などというもんは真実を観るためには基本的に何の役にも立たないガラクタですが、そういったものを袋詰にして水と膨らし粉を入れて軒先に並べたかのような下らない記事を次々捏造する連中の言うことを真に受けて、健康被害が出たりしたらその責任を取るのはどこのどなたなのでしょうか。

良くある記事の特集を調べてみるとほぼ共通で、以下のものがあります。
  1. 耳鳴り・めまい・ふらつき・難聴系
  2. 膝の痛・肩こり・神経痛系
  3. 帯状疱疹・アトピー系
  4. 白内障・緑内障系
  5. 頻尿・ちょい漏れ系
  6. 認知症対策・物忘れ対策系
  7. 便秘・宿便対策系
まあ、いかにも藁にも縋りたいような爺さん婆さんが手に取りそうな、と言ってしまえば身も蓋もありませんが、、、というようなものが上がってきます。w しかし、それも敢えて良しとしましょう。

ここで大問題なのはそれの解説と対策。医学博士と呼ばれる人達やヨガ・インストラクター、エアロビ講師、栄養学の先生方がこれまた待ってましたとばかりに嬉しそうにオノレの信ずる方法論を得々と図解、写真入りで解説。XX学会認定XXなどという訳の分からない権威までタグ付けをしてますから質が悪いことこの上なし。

A大学、B大学、C大学とかそこら辺りもさることながらX研究所等という個人でやってるんだかなんだかわかんない宗教レベルの人達まで出てきて「耳のここを揉め」とか「XXオイルで疲れ知らず!」「アメリカで大人気!ここまでわかった血管若返り法」とか、あれとかこれとかそれとか。orz

そんな事をしたり食べたり飲んだりしてばっかりいたら体ぶっ壊れますよ。w
たとえ個々のものが良かろうとも合成の誤謬というのもありますが、殆どの者はそれ自体が何の証拠もないようなガラクタレベル、鰯の頭も信心からレベルのものばっかりで。

何事もほどほどほどに、ストレス減らしてバランスよく腹八分目に飲み食いする、という昔からの極ありきたりの方法論に勝る健康法なんぞ此の世のどこを探しても未来永劫どこにも出てないと私自身は思うんですけどね。

あ、最後に一つだけ・・・医学博士っていうのは別に医師でなくても医学部の大学院で医学博士号を取れば誰でも名乗れますからね、お間違い無きよう。XX大学医学部大学院卒、と書いてあってもZ大学文学部卒であるっていうのは幾らでもありですから。本当の研究者にとっては博士号なんて言うのは持ってて当たり前の、単なる研究の一段階の通過点で取得しただけのものであって、敢えて称号するような”商標”ではございませぬので、そこのところを強調して白衣を着て写真を出してる連中を見たりしたらまずは本物かどうかご用心。そして例え医師であっても、信ずるに足る本物かどうかを”よ〜く”事前にお調べください。w

2016年7月3日日曜日

家具を見に行ってオヤジの話を聞く

買わないなりに家に置くのに良い家具はどんなのが良いのだろうと思ってちょっとしたリサーチをしました。

大須に行った時にもらっていた家具屋の親父さんが紹介してくれた家具の問屋さんの店に行っていろいろな家具を見てみました。いわゆるウェアハウスと言う奴で、北区の田んぼの中にあるどでかい倉庫風の建物の中にどーっと物が置いてある感じ。特に激しく工夫をするわけでもなく、2階建ての建物の中に一階はまあ、庶民的な家具がたくさん並べてあり、各コーナーごとにソファやサイドボード、テーブルなどが並べてありました。

実は今回の訪問は二度目だったのですが、前回は気にもとめなかった二階の存在が気になりましておやじさんに「二階って何か別の展示品がまたあるんですか」と伺ったところ「いわゆる高級家具で、一枚板のテーブルや家具なんかの高いものです」とのお話。
 私個人はその手のものには正直なんの興味もなかったのですが、ここは一つ後学のためにと思って二階も見せていただきました。

実は客は私一人しかいなかったため、二階には電気もクーラーも入っていなかたのですが、見せてもらったところ確かに言われたようなどでかいテーブルや他の種類の家具が置いてありました。

興味深かったのはそこにおいてある家具そのものよりおじさんの話。たしかにそこにある家具類は値段が一階のモノの数倍するようなものばかりで、遠くから見ても「高そうだな〜」といえるレベルのものだったのですが、おじさんがそれを見ながら語るには「ここにはそれなりのものが置いてありますけどね、やっぱ愛知の富裕層と東京の富裕層では数もレベルも段違いに東京の圧倒的な勝ちです」とのことでした。

愛知にも歴史的な名家や旧家もたくさんあるはずですから、それなりに豪華な買物をする方々は松坂屋や三越で買い物をされるのでしょうが、やはり世界の首都の一つである東京は桁が違うということなのでしょう。

どんなところでもいわゆる大金持ちというのは居るわけですが、やっぱり会社を持っていて物品購入を行うのに経費で落とせる人間でないとなかなか超がつくような高級品を次々と買うようなことは出来ませんよ、と身も蓋も無いぶっちゃけ話をしてましたね。まあ、税制の問題そのものの話ですけどね。

これがアメリカに行くと、個人レベルでも経費なんぞ関係なしに何十億もの給与から自分の買い物をポンポンしていく連中がいますけどね。税制が大きく異る日本ではいろんな意味でTycoonというのはなかなか出辛いんでしょうが・・・。

どっちにしても俺には全く関係ね〜な、と言うお話でした。w

2016年7月2日土曜日

嫁さんがお宝ゲット

とは言っても、興味のない方には「はぁ〜?」の世界なんですが。w

LINEで嫁さんが興奮して呟いてまいりましたので、何事かと思っていたら趣味のアメリカン・オールド・グラスウェアの一つを珍しい形でゲットしたとの報告。
またまたラインがピコーン、ピコーン、ピコーンとたて続けになり続けましたので、写真送ってきたなとと思って見てみると、さすがの私でもオオッというような感じがしましたので取り敢えず写真を貼ってみますと、、、。
こんなラベルの貼ってある古めかしいダンボール。
ニュージャージーのホーボーケンにある、トーマス・リプトンが売っている品でしたね。(名前だけみるとあの紅茶王っぽい感じですが、実際リプトンの製品のプロモ用の品だったようで。)売り主のラベルがそのまま残っていて、partial dlと書いてあるので、多分たくさん送った中の3番めの箱だと思うんですが、そういう品です。この住所今でもきちんとグーグルマップに出てきまして、マンハッタン島の対岸にあるウェアハウス風の建物ですね。日本のものを売ってるNJの有名なミツワからそう遠くないところですな。
しかもスタンプの消印は1960年3月25日です。私の生まれるかなり前。
スタンプの日付は55年前!まあ、この手のものは今では60年80年ものというのが普通の世界ですが、それにしても箱ごとオリジナルで残っているのは結構、珍しいのではないかと。
そんで箱全体はこんな感じです。55年前のものとしてはやたらと綺麗と思えるんですが、
倉庫の片隅にでも残っていたんでしょうね、きっと。
それで中身はこれ。
リプトン・スープのプロモーション用に使われたグラスベークの6個セットですね。老舗のマッキー社が造っていたもので、今でも結構スタンダードな人気のあるもの。しかし、完璧なミントコンディションというのは珍しい。
嫁さんがこれをいつも行く店の斜向かいにあるコンサインメント・ショップ(その店で区画だけ借りて自分の売りたいものを得るショップ)で偶然見つけ、その値段が激安だったことで胸のドキドキが止まらなかったそうです。w (暇ですな〜〜。しかし、日々の生活に小さな喜びがあって何より。)

まあ、この手のグラスウェアに関しては考古学者並みに変身してしまった我が女房ですが、このまま大切に保管してあと百年ミントで行きますか? 玄孫(やしゃまご)あたりが感謝してくれるかも?w

しかしまあ、高そうなものを安く買って大喜びするところは大阪のオバちゃん遺伝子持ってるな〜と思うんですが、違いますかね。

2016年7月1日金曜日

暑い部屋で寒いという人

病棟では患者さん達のことを考え冷暖房をオン・オフにしていますが、うちの病院では主に季節が始まるとそういう操作が始まるようです。

多分、科学的な指標で厳密にやっているようなことはなくて、感覚的にボイラーマンのオジサン達がやっているのではないかと。各季節の入口・出口でそれぞれエアフィルターを交換する姿を見かけたら「ああ、そろそろ冷房が入るな」とか「やっと暖房入れてくれるか!?」みたいな感じで空調に冷暖房の操作が入ってきますね。

病院の地下深くにはショッカーの秘密基地のような巨大な冷暖房システムが有るのをボイラーマンのオジサンに見せてもらったことがありますが、毎年毎年びっくりするくらい巨額のお金が冷暖房のために消えていくのだそうです。それでも、そのシステムは結構最新式のエコシステムというのですから大変ですよね。

さて、こんな季節にナース・ステーションでは毎年恒例のスイッチ入れ切り競争が始まります。
読んで字のごとくなんですが、ある人にとっては快適な温度がある人にとっては耐えられない温度であることから始まるこの競争。日により、人により無限のパターンが有りますが、医者側は遠慮してこれには関わりません。w

看護師さん達は「ウー、さぶっ!ちょっと消して良い?」と言って消す人が居るかと思えば、しばらくして入ってくる人の中には「ね〜、ちょっと暑くないです?入れましょう、入れましょう。」とのご意見も。
結局体感温度というのは全く個人の感覚なので、もう言ったもん勝ちみたいなところがありますし、決して双方にとってベストといえる設定温度というのはありません。

これが病棟ならまだしも、夫婦となると・・・。
結婚当初は私のほうが暑がりの寒がりでいつもクーラーガンガンでしたが、嫁さんは寒がりでいつもキンキンにクーラーが効いた部屋の中で平然としている私を北極の珍獣を観るような目でみていたのですが、出産後からはすっかり嫁さんのほうが暑がりになってしまいまして、部屋の中で私が平然としている時に「ちょっと、暑いわ〜!」とか言ってくるようになりました。

妊娠出産っていろいろと女性の体質を変えるといいますが、ほんとこれには驚きました。更年期とはまた別のようで・・・。こんな夫婦でも普通に一つ屋根の下で24時間フツウに暮らせていますから、ナースの皆さんも仲良くやれるはず。

クワバラクワバラ

病棟で仕事をしていると通常、周りには女性の看護師さんが殆んど。

そこでは時々辛い出来事が起きます。特に人数が少なくなってきた時に女性陣が”本音モード”で語り出す時。
今、にこやかに話していた相手の女性がナースステーションを離れて食事とかに行った時にいきなりスイッチが切り替わって、いま居たその人の悪口を言い始める人が居るのです。これはちょっとね・・・頂けません。

どっちかというとこの手の悪口をいう人は見ているとほぼ決まっていて、日常業務にタラタラ文句を言ったり、入ってきた患者さんが結構ナース・コールの多い人だったりするときにほとんど”炸裂”というレベルで文句が吹き出すので、見ているこっちも”またですかい”と言う感じなのですが、こういう陰で悪口をいう人いうのはその手の人達とつるむ事が多いですね〜。まあ、話に花が咲くとでも言うやつでしょうか。

殆どの人はそうではないのに、そういう人が少数病棟に居ると、普段はそんなことを言わない人までもそれに触発されるが如く、その一部に相乗りしてくる人もいるのですから困ったもんです。しかし、こういうことを影に日向に言う人達というのはそういう自分のような人間が、これまた他の人にどう思われているのかというようなことには思いが至らないのでしょうかね。

悪口、陰口を言っている時点で”私はそんなことはないから、こう言う権利がある”と思って言っているのでしょうが、私の眼の前で言っているその人の口から出てくる別の人に対する悪口というのは殆ど”目くそ鼻くそ”レベルのもので、見ているこっちは内心”ニヤニヤ”時には”噴飯物”であることも多いのですが、まあ、30過ぎた人間にこの手の人としての禁忌を言ってもわからない人はわからないでしょうし、所謂”逆ギレ”をされるでしょうから触らぬ何とかというやつです。

こんな親に育てられた子供は外罰的になるんでしょうね。悪いのは私じゃなくて〜、上手く行かないのはXXのせいで〜と言う形式の発想。正直、哀れです。
認容の閾値が妙に低くてすぐ文句を言い出すので、この人将来の血圧大丈夫かななんて思ってしまいます。w

大人になったら他人の失敗に寛容になるということは大切なことだとおもいます。歳が上がれば自然に自分が聖人君子ではないし、失敗だらけの人間であることは学ぶもの。オノレが人のこととやかく言えるほどのもんじゃないことは通常自覚するものではないかな〜と。
笑える失敗は皆で話して大笑いして終わり。(笑えない失敗は他山の石に。)ポジティブにいきたいもんです。