2026年5月7日木曜日

死んだ弟の誕生日

今日は本当であれば過日亡くなった弟の誕生日でした。

1月11日に急逝した弟の最後の日から既に四か月弱。日付が変わっていくのは恐ろしい程の速さです。

あの日以来、私の弟は歳を重ねる事は無くなり永遠にあの時の年齢である58歳のまま。親父から「今日は49日」「今日で100日」等と連絡が来ていましたが、今日は何故か来ませんでした。代わりに私から親父に一行だけ「Xの誕生日」とだけ送りました。

暫くして既読が付きましたが返事は返ってきませんでした。

弟が世の中から消えた存在になったとは全く感じてもいなくて、私にとっては最初に感じた通り「遠くにあって想うもの」です。それは弟が生きていた頃から同じ。体が冷たくなっていく弟に涙をしたときも変わらない印象。俺にとっては弟というのは常に遠くにあって思う相手でした。

弟が小学生の頃から延岡の養護学校に寄宿を始め、一年の間でも帰ってくるのは夏休みや冬休みくらい。その間は私が働きに行っている母親に代わって家で弟と二人で家を守るという状態が続いていました。脳性小児麻痺という状況で言葉のなかった弟にとっては私はいつもほぼ年子の兄弟として年に数回長い時間を過ごす相手だったのです。

兄弟の関係において言葉は必要無いというのは子供のころからの理屈のない実感。それが今では姿は見えないけどこと話で繋がっているという状態が続いているという事。結局、生きていた頃とほぼ何も変わらぬ「関係」が続いています。

兄弟って何なんでしょうね。

弟はやっぱり生きていますね。私が生きている限り弟が物理的には死んでいるのでしょうが、弟として居なくなっているという実感はありません。

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