今日はJ-RAVに日本からの講演者がこられました。
これで外部からの講演者を迎えるのは確か三回目だったかな?N大学の消化器外科で肝再生と肝ガンの研究をされている若手のT先生による三部にわたるコンテンツの発表でした。
もともと所属されている大学の消化器外科が移植をそのメインテーマに据えておられる医局なのでそれ以外に「ガン研究」をテーマに取り入れられることは所謂「傍流」ということになるのでしょうが、ガンを医局の中で熱心に研究する人材が居なくなってほぼ10年という歳月が経過してしまったとのことでこれでは一種の「人材の断絶」と言うべき悲劇です。
そこで次世代を担ってくれるであろう人材がT先生となるわけなのですが、移植と再生に人材を割かれ人材が極端に少ない上に先達からの研究が切れているとなると、研究再生への道はそう一筋縄ではいかないだろうな、、、ということが今から予想されて少し気の毒な気もしますが、まずは意欲満々かつアイデア満載で、手の綺麗なT先生御自身が研究再生のコアとなって頑張られることでしょうから心配はしていません。
実際、発表の方は何れのコンテンツも興味深いものでした。やや、臨床的なことに偏っているきらいはありましたが、内容自体はいくらでも発展の効くいわゆる素性の良いものだと感じました。
そういう意味ではこれから急速にリカバーしていく事が期待されます。頑張れ~!!!
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