これほどこの言葉が似合う記事はなかろうと思う。被験者(何とn=2です!)が二人の医師で、ポジコンもネガコンも無し。まあ、設定の時点からして既に「と」のつく科学ですが。(笑)科学の真髄はコントロールの設定にこそあり!と私は当然のように考えてます。コントロールの正しく設定されていない実験など科学ではないのです。逆に言うと、コントロールを何にして、それをどうやって設定すべきかということが直ぐに理解できるようになってきたら研究者としては独り立ちするスタートラインに立ったといえるかなと思います。(実際はそこから新たな壮絶な死闘が始まるのですが!)ですから、こういうレベルの似非科学は研究者としての基礎的な訓練を積んでいない人が発表するものなんですよね。これって大人の常識的に見て宣伝のための完全なマスコミへのリークでしょ。
この埼玉医科大学のある教授、何と学科長なんだそうですが、埼玉医科大学には一人特任学科とでも言うのがあって、一人で教授と学科長を兼ねる一人だけの特別な席でも準備されているんでしょうかね。いろんなことを興味の赴くままに研究するのは良いでしょう。しかし、もし科研費がこの研究に対して使用されていて、これがその研究結果であるのであれば文科省でこの研究にゴーサインを出した人は「当然」切腹モンですな。(幸いにして科研費データベースでは引っかかって来ませんでした。ホッ。)
おまけにこの人、プロフィールの所で1994年にアメリカ科学アカデミー会員と記述してますけど、wikiを見るかぎりでは錚々たるメンバーしか日本からは会員になってません。殆んどがノーベル賞受賞者とかいつノーベル賞をとっても誰も驚かないような人とか、文化勲章他のきらびやかな受賞歴のある各分野の超一流研究者達です。(当然ですけどね!)もしや自分が知らなかった有名科学者かと思い、間違いがあってはいけないと直接この人の名をNASの検索エンジンで探してもメンバーとしては出てこないのです。あれ?あれ?これ非常にやばくないですか?私も一瞬「え???」と思って胸がドキドキしたんですけど(なんか見てはいけないものを見てしまったあの感じ)、どうも私のサーチの方法が不味いんですかね?どなたか検索助けてください。間違ってたら嫌なので、一応このページを保存しておきました。調べなかったら良かったのか、それとももしこれが詐称だったら埼玉医科大ってどういう選考してるのかね???
この人が科学者としてどういう人なのかどうかは個人的には全く興味もありませんが、ついでと思って調べたpubmedで文献を検索する限りにおいては残念なペーパーが残念な数出てくるだけでした。orz
間違っていたら嫌なので、どなたか私の検索間違いや思い違いがあると思われた方はメールかコメント欄でお教えいただければ幸いです。直ちにこのページを廃棄いたします。
この人バレたら首飛んでしまうとか?
1 件のコメント:
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
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