2015年1月4日日曜日

インフルエンザの流行

ちょっと前に大きな病院でインフルエンザが拡大し大きな事件として報道されました。

実際には毎年流行るシーズンと流行らないシーズンがありますし、ワクチンを打っても予想して準備したスペクトラムの中に入ってこなければその年のそのエリアで使用したワクチンは残念ながら「ハズレ」だった事になります。
取り敢えず私の勤めている病院での職員のワクチン接種比率は毎年94%〜97%程度でかなり高いものですが、それでも患者さんを訪れる患者さんの御家族が持ち込んできたりしますので、一度「疑い」のある患者さんが出たり、熱発した看護師、ヘルパーさんが現れたら直ちに抗体検査キットによるスクリーニングを行っています。

幸いにしてネガティブであればそれはそれで良いのですが、ポジティブであった場合などは直ちにノイラミニダーゼ阻害薬を使用し念には念を入れて病棟で職務をしている人間に使用させ、患者さんを個室へ移動するとともに熱発した看護師やヘルパーさんは帰宅させる手続きを取ります。
こういった病棟毎のインシデントを集計して責任の中枢たる内科のトップの先生のところに全ての情報が集まり、その先生が感染の抑えこみをコントロールすることになります。本当にストレスフルな仕事ですが必ずしなければならない作業です。

現在のところ名古屋ではA型が良く出ているようですが、私の勤める病院でも取り敢えず検出されたものはA型ですね。
取り敢えず3月くらいまでは流行が拡がる季節ですので、まだまだ油断はできません。これからもしっかりサーベイしていって、患者さん方に影響がないようにガッチリと抑えこんでいく決意です。

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2015年1月3日土曜日

アメリカで払う保険料

さすがに円安がキツイです。

去年の今頃帰国した時は一ドルはほぼ百円でした。
それが今は二割も安い一ドル=120円台ですから、円で給料を貰ってドルに換金して送金している私としては二割も減損していることになります。二割というのも、二、三万円を送金して減損が四-五千円なら良いのですが、送っているのは生活費と家のローン代と教育費と保険代ですからそのトータルは馬鹿になりません。
その二割というのが小さくないというのは何となく推測していただけるかと・・・。

中でもキツイのは医療保険です!
これは今まで仕事をしていて大学がオートマチックに半額以上の負担をしていたから気づかなかったようなものですが、雇用者がアメリカに居なくなった今、私自身が独立して全てを負担しなければなりません。
私の場合、配偶者と子供三人ですから全員で五人。これに歯の保険も付けなければなりませんので、その総額はうなぎのぼりです。

この保険でも相当頑張ってバランス均衡点を自分なりに勘案し、条件を考慮している保険なのですが、実際に払っている医療(+歯科)トータルのドルでの支払いは約$1300ちょっとです。日本円にして15万から16万円!これが毎月引かれていくのですから実際の所たまったもんでは有りません。w
早く二年半が過ぎて、上の娘が独立し自分の保険に入るとともに、下の娘が大学の提供する保険のcoverageの傘のもとに入ってくれればもう親としては万々歳なのですが、、、。

まあ、そうはうまくいかないのがこの世の常。オバマケアの失敗部分は我々が被害を被ることで成り立っているのでした、、、。

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2015年1月2日金曜日

きつかった2日目・・・

正月当直は連直でした。

昨日はそれほどでもなかったのですが、二日目は呼び出された回数こそ大したことなかったものの、呼び出された時間が厳しくてちょっとダメージを受けました。w
一回目は午前二時。それが終了したら今度は朝の五時半でした。そのあと更に処方とか病棟業務を行って夜寝たのですが、今度はちょうど眠りがが深くなっていたところに別の病棟(科が異なる)で死亡者が出たということでコール。
真夜中に死亡診断書の作成を行いました。深夜の死亡診断書作成というのは一連の作業としては極めて日常業務のなかでは良くあることなのですが、この時期、身寄りのない方や親戚が遠くにお住まいの方などに夜中に連絡をするのは正直気が引けます。

雪や寒風の吹き荒ぶ中を葬儀社の方が来るまでお待ちして、電気の落とされた病院の廊下を葬儀社の方と歩いて、最後にお亡くなりになられた患者さんを合掌してお見送りするまでが自分の責務ですから、気を抜くことも出来ません。

結局、眠れたのは午前三時過ぎ。ところがこの後も、5時前後にベンチレーター使用中の患者さんの気管切開部に取り付けていたアタッチメントが激しい体動で外れたということで飛び起きて対処。
結局、次に起きたのは、当直師長からインフルエンザの患者が病棟で発生ということで対応を迫られた午前七時前でした。

午前九時に次のドクターに引き継いだときはさすがに少々寝不足で、ボーっとしていました。
日本の医者は長生きはできませんな。w

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正月は当直

昨年までのリッチモンドでのゆっくりとした正月とは違い今年は当直で過ごす正月でした。

大晦日は昨日も書いたように夜食を作ってアメリカと連絡をとってそのまま寝るなんていうものでしたが、起きてからは病院へ直行。二日間の連続当直開始です。
当直開始していきなり自分の患者さんがやらかしてくれました。やってくれたのは実に単純な規律違反。禁煙破りです。
なんと驚くことにこの方「病室のベッドのそば」でタバコを吸うという豪快な規律違反。看護師さんが偶然発見したらしいのですが、看護師さんから連絡があって直ちに本人と面会しました。

本人は私にしてみればほぼ母親のような年齢の女性。
いつもは私と笑顔で話をし、治療効果がバッチリ出てるね〜!なんて話をしているのに今日は新年早々互いにしたくない話をしないといけません。ベッド脇で話をすると他の患者さんにも影響がありますので、カンファレンス室へ来てもらっての会話となりました。

私が話し始める前から「ごめんなさい、すみません」の連発。私も情けない気持ちになりましたが、ここはホテルでは有りません。入院時に約束事として酒と煙草は御法度だと言ってありますし、部屋で吸うなどというのは論外。
やっぱり常識のタガが外れているとしか言いようが有りません。一度だけ許された次の予定移送施設見学の外出時にどうやら買い込んだらしく、ライターとともにかなり病院外で吸っていたようです。

信頼を裏切られたことに関して言いたいことはあったのですが、そこは呑み込んで、実務的に「この記録は今後の施設移送時の参考になる」ということ、「本来であれば即刻あなたは強制退院を申し渡されても意義を申し立てる立場にない」ことなどを説明しました。
とは言え、この冬の寒空にこのような状態の行き場のない70絡みの女性を叩きだすのはそれこそ殺人レベルの行為ですので、それは流石に思いとどまりました。看護師さん達は私が思いとどまったことに対して逆に不満があったようですが、そこは純粋に私の責任において院内に留め置きました。まあ、この点に関しては主治医の専権事項ですから、私がいくら看護サイドに文句を言われようと「主治医としてそうすると言うからにはそうする」ということで終わりにしました。

新年早々波乱の幕開けでした。w

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2015年1月1日木曜日

大晦日の過ごし方は

何と言っても大晦日です。

家族がいればそれなりに美味しいものを食べながら、今年の一年と来年のことを話しながら、、、等という、素敵なことも出来るのでしょうが、私の場合はチョコチョコっと自分の分の夕御飯を作ってそれで終わりでした。

実際には夕食を作る前にブックオフまで散歩がてら歩いて行き、職場の他の男性に約束したある本を手に入れて家路につきました。買ってきたのは「聖の青春」。夭逝したあの天才棋士・村山聖の太く短い人生を描いた本です。
人生の中で私が最も何度も繰り返し読んだ本と言ってよいかと思います。アメリカに居たので、日本で出版される本をそう簡単には手に入れられないということから、限られた好きな本を熟読するという事態がこういう熟読本を産みだしたわけですが、私はそう呼ぶに相応しい本だと思っています。

それにしても12時を超える瞬間はアメリカと日本で14時間も時差があるので、お互いに緊張感のない状態で「相手の年越し」の瞬間をスマホやPC越しに見つめ合うことになります。

いわゆる「あけおめ」テキスティングに近いものは有りましたが、それもチョコチョコっと返せば済む程度のレベル。世界のあちこちに散る外国人を中心とした友達と、年賀状を出していない日本の皆様にはFB経由での挨拶となりました。

今年も遂に終了。
来年がどんな年になるのかなんて誰にもわかりません。

正月や冥途の旅の一里塚
うれしくもありうれしくもなし

来年もよろしくお願い致します。

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