今日は早くも二月!今日は二つの仕事を終わらせました。
一つはグラント書き。もう一つはレビュー・ペーパーの最終的な校正を終了させたことです。
今日書こうと思ったのは、研究してる人なら世界中の誰もがお世話になっているのが論文を書いたりグラントを書いたりするときのビブリオ作成プログラムでしょう。
このソフトの形態は大きく分けて二つあって、一つはオンライン・バージョン(クラウド形式)のソフト、例えばRefWorks。もう一つのタイプは、個々のコンピュータにインストールして使用するのがメインであるソフトのEndNoteとかReferenceManagerとかです。
なかでもEndNoteは研究者の間ではもっとも有名な文献収集、ビブリオ作成の為のソフトで、学生のレベルからこのソフトにお世話になっている人間は世界中に居ます。まあ、研究という行為自体に縁の無い人にとってはそれ何?の世界なんですけど、手短に説明すると論文やレビューを書いているときに使用している参考文献の挿入と章末、巻末につけるその一覧表の作成ソフトのことです。
実際、この手のソフトが無かったら編集作業というのは一言で言うと文字通りの「地獄」でして、たった一つの文献の追加、削除で番号が一個ずれる度に全体の文献の番号を打ち直すという「有り得ないほど」の面倒くさい、気の遠くなるような非生産的作業に時間をとられるのです。実際、このようなソフトが研究者達の日常生活の中での標準的な道具になるまではそういうことをしていたのでした。具体的には、もうこれで最後だろうと思われるところまでは番号振り等はせずに最後の方で鉛筆でナンバリングをしていってモニタ上でで一個ずつ差し込むというようなことをやっていたのが私の大学院時代でした。(歳バレw)
まあ、こういうことというのは現代になればなるほど便利で、今はどのソフトであろうとも、何らかの形でクラウド対応でして、どこで作業をしていてもこういう作業が出来る時代になってきました。しかし、今、こういう文献の編集作業の「昔」の大変さを話す私にとっても、それ以前の先輩の時代の論文をタイプライターで打っていた時代の人達の苦労や大変さはやはり理解できないですし、その当時はその当時でそれが普通だったのですから、大変だとは思っていても他の人との比較において自分が取り立てて大変だとは思われなかったのでしょうね。
更にこれから10年経てば、もっと違った文献の書き方が標準になるのでしょう。個人的には音声によるディクテーションで文献が書けるようになると良いなと思っています。もう一つ挙げるとすれば、今のワードに標準でついているような「役立たず」の英文校正システムではなく、ここから桁違いにネイティブのサイエンティストレベルの校正能力を持った微妙な雰囲気の差をも指摘してくれるようなシステムが登場して欲しい物です。
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