2010年8月20日金曜日

電子教科書に関する議論

電子教科書の是非を巡って熱い議論が続いているようですが、私的には結論は簡単。議論がどうであろうとこれから起こる事は以下の単純な事実だろうと思います。
  1. 将来はデジタル教科書は一部もしくは全部が間違いなく選択される。
  2. 紙媒体が教材から完全消滅する事はあり得ない。
しかしながら、そこで必ず出て来る問題は、
  1. メディアを使い切れない教師の大量出現。
  2. 同じくそれについて行けない一部の子供の問題。
  3. 栞や、メモの書き込み、マーキングに関して紙媒体と違った、というよりも、紙媒体への書き込みとは違う使い勝手への差を吸収するだけのメモやマーキング等のインターフェースが熟成されない中での学習者側の戸惑い。
  4. ハイパーリンクが存在するメディアでは必ず将来的にネット接続が前提となった教科書の構成が標準となると考えられますが、将来的にもネット環境に無い一部の子供達の被るデジタルディバイド。
ここではマシンやコンテンツ作成者達の利権に関する問題は一切無視するとして話を進めていますが、そこら辺はまた暗闘があるのでしょうが、少なくともマシンはスレート型の物であるiPadタイプの物となるのは間違いないと思われます。
何れにせよ、出来る子は出来るし、出来ない子は出来ないと言ういつもの話に回帰して行くのかなという気がします。そして電子メディアで実は最も問題になるのは、ノートの取り方だろうと思うのですが、この点は殆ど子供達の首実検を待つしかないのではないかと言う気がします。
我々の研究ではpdfがデフォルトになっていますが、多くの人が未だに紙媒体でプリントアウトするものも、沢山有るのです。それは何故か、、、ということを考えると、問題の核心はどこにあるのかと言う事が炙りだされると思うのです。

と、ここまで書いて菅直人の発言を一つメモしておこうと思う。
「昨日勉強してみて、防衛大臣は自衛官ではないこと、内閣総理大臣は自衛隊の最高指揮官であることが法で定められていることを知った」
バカ鳩も土管も中身の無い事小学校低学年の学級委員並み、、、。極めて愚劣。恥を感じない所がこいつららしいです。

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