2010年2月15日月曜日

就職活動

どうしようもなくおかしいなと思えることが昨日ネット上を徘徊している時に見つかった。まあ、大人の常識なんだと思いますが、その常識欠落していたとこの程度の認識しかなかった不明を恥じるばかり。
何がおかしいと言って日本で就職活動をしている大学生のブログを読んだ時に書かれていたことに関する情報だ。読んでいて今の大学生たちの置かれている悲惨な状況には読んでいて本当に腹がたつ事ばかりだった。
最も信じられないのは年齢による就職制限の恐ろしいほどの厳しさ
自分は生まれてこの方、医学部卒という性格上、就職活動をしたことのない人間です。だから他の友人たちも医学部卒以外となると、他の経済学部卒とか薬学部とか就職に当然関係ある友人は本当に限られた人数だったので、あまりそのような事に関与する機会が無く、無知だったというのが正直なところ。

しかし。

日本の就職の選考方法は本当におかしいと思えるのだ。
こちらに長いせいでそのように思えるのかもしれないが、まずこちらの履歴書では生年月日の書き込みや写真の貼付は全く必要ない。歳は書きたければどうぞという感じで別に書かなくても構わない。
ましてや写真貼付などは要求した瞬間、完全に雇用者側がアウト。要求することは法律で「禁じられている」のだから。確かに履歴書の書き方をアドバイスするサイトも沢山あるが、少なくとも選考の段階で卒業年度が一年違うとか、修士課程に行っていたとかいうことで差別されることなど考えられない。
逆に、通常、高い学位を持っていればいるほどそれは尊重され職位の高い給料の払いの良いポジションに付くことを(平均して)約束されているわけで、それだからこそ、どんな仕事をしながらでもカレッジに行き続ける人が掃いて捨てるほどいるわけで、それは当然の姿だと受け止められています。
また、例えば医師でも歯科医でも、昔は技師してたとか学校の先生だったとかいう人は掃いて捨てるほど実際周りにいるわけで、それも正常なあるべき姿だと思います。
それだけの柔軟性があるからこそ労働市場の流動性が高い状態が続きます。人の転職なんて誰も気にもしません。況やそれがプロモーションであれば周囲はお祝いするのが当然。
別に五歳や十歳の年の差なんて同じ職場ではなんの関係も無しというのがこの国で良い点とも言えます。

なんだか最近、日本が先進国というのはテクノロジーだけなんではないかと思えてきてなりません。
人を大事にしない組織は潰れます。組織の集合体であるコミュニティーが駄目になるとその集まりである自治体も駄目になります。すると、その先には、、、。

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