2025年5月25日日曜日

糖尿の猫

本当に人も猫も生き物だなって感じます。

時間と共に老いる。そして老いは様々な病気や日常の様子を変えていくという極当たり前の実に単純な事実を眼の前にして「生き物の一生は皆おんなじやな~」っていう感想しかありません。

最近のうちのニャンコは本当に寝てばっかり。ADLの落ちた寝たきりのお爺さんにそっくりです。DM性の神経障害と思われる後肢の障碍で、歩くときに普通は曲がってはいけない関節の部分が屈曲して上手くは歩けません。動く時と言えばウンチ・オシッコに行く時と餌が欲しくておねだりをする時だけ。

通常は朝から晩まで次女の布団の上に全く同じ丸まった形で眠っているだけ。朝家を出る時に丸まっていた形のままに夕方にも丸まってるという日々。以前の様に次女が家に帰ってきた時にヒューッと近づいていって擦り寄るような動作を見せる事も全く無くなりました。

未だ視力は問題ないようですが、本当に動きが鈍くなった…。以前は90センチ近いカウンターのトップにさえヒョイと飛び乗っていたニャンコも、今ではごく低いソファの上にも移動できなくなりました。しかし、それも生き物としての「老い」の一端と考えればごく自然な時の流れしょう。

今後更に老化が進むのでしょうが、それを自然に受け止めてあげるのが大事な事だと思っています。なかなか食べないようになった餌、そして水分の摂取量も減ってきています。それでもなんとかかんとか生きてくれている。それで良いと思います。寝てるだけ、というのがその日常の実体ですけど身近で生きていてくれている事がまさに家族にとっての安らぎになっているという事実。

やがては私が通るであろう道をちょっとだけ先に進んでいるだけだというのは紛れもない事実。少しでも強く生きて欲しいと思っています。

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