2025年5月14日水曜日

美味しいお茶を巡る想い出

最近は医局にあるコーヒーと緑茶、そして家では他人から頂いたジンジャー・ティーとコーヒーを飲むことが増えていました。

基本的に一日に3~4杯のこれらの飲み物摂取は種々の疾病予防に効果を持つと言われている事はここでも数回書いた記憶があります。実際のところ、その効果はどれが何を上げてどれが何を下げるのかというのは論文の作成者によって種々異なるのですが、一貫しているのは多くの加齢に伴う疾患に対する(恐らくは抗酸化という現象を通じた)効果を持つというお話。

しかし、私にしてみればどちらかというと純粋に美味しく喉を潤せないか?という欲求の方が少し勝って居る気がします。まあ、健康志向に少し気をつけるというのもあるにはあるんですが…。

基本的にタバコやコーヒーを体が欲しないタイプの私にとっては、特にコーヒーは「それほど」飲もうとは思わない飲み物。小さい頃飲んでいたいわゆる「牛乳瓶」というものに入れられていた甘~い偽コーヒーには小さな頃に随分とお世話になりましたが、アレは全くの偽物ですから、コーヒーとはちょっと呼べません。w

ですから、コーヒーを飲むときはどちらかというと眠気覚まし?というくらいの気持ちで飲むことが殆ど。しかし、私の場合はよっぽどカフェインが濃くない限りは寝る直前に呑んでもほぼ睡眠に影響が出ない人間です。

そんでもって、最近は緑茶に目覚めてしまって何とか美味しい緑茶を飲みたいなと結構真面目に茶葉を探しているんですが、本当に「おいしい」と思える茶葉にここ30年出会っていません。

実は大学生の頃に、実家の母ちゃんが友人に頼まれてお茶屋で売り子のバイトをしておりまして、その時に何気なく私に送って来た「開封済み」のお茶を何気なく飲んだことがあったのですが、その時のお茶が衝撃的な程に美味しくて、生まれて初めて「お茶っておいしいんだ!」と思った経験を持っているんです。

ところが、馬鹿な俺はその時の銘柄を覚えている訳も無く、ただただ「美味いな~」っていう感じで、それを消費した事しか覚えておりません。何ていうのかこういう「記録性の無さ」というのが私のダメな所なんですよね…。

それでも、最近はこの「失われし茶の味を求めて!」というプルーストのような旅を再開しておりますので、数年以内に何とか美味い茶に再会してそれをゴクゴク飲みたいな!って思う日々です。

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