何と言っても区切りが良い!いろいろな時間の計算をするのに自分の誕生念を中心にするん尾が非常に容易です。こういう仕事をしていると、他人の生年月日を見て直ちにその人の年齢が言えるというのは結構便利です。
本当は全部が西暦であればいろいろな書類の整理が非常に簡単なんですが、実際のところ日本では和暦と洋暦が混然一体となっていて書類整理の時に「勘弁してくれ」というような事が本当に沢山ありますよね。
天皇の一代と元号一つの区切りが長いのは明治以降の事であって、それまでは何か凶事が重なったりすると直ぐに元号を変えていたりしたことからコマ切れの和暦が重なっていて、それが洋歴では何年であったのかという事を容易に頭の中から自信をもって引き出せるなんて言う事はとても私のようなボンクラ人間には出来ません。^^
今のところ、昭和13年生まれの両親が共に生きておりますし、その年齢前後の患者さんが多い事から本当に計算は素早く出来て有難いです。死亡診断書や診療情報提供書を作成する時にもS13生まれの親が今誕生日を迎えて87だからこの人は幾つ!という具合でしょうか。
それにしても最近書く死亡診断書は親父より若い人達も増え始めましたね。私が研修医だった頃はまだまだ普通に明治生まれの患者さんの名前を書く事があったのですが、アメリカから帰って来てみると大正生まれの方の診断書を書く事自体が本当に稀であって、明治に至っては絶無という状況になってしまいました。
私が小学生の頃は明治生まれの爺さんが周りには普通にゾロゾロ居りましたので、今の子供達にとっては昭和40年生まれなんていうのは私が小学生の頃に草田男の「明治は遠くになりにけり」的な感覚で爺さん達を見ていたのが今度は見られる側になってきたという事なんでしょうね。
みゆきさんじゃないけど「時代はまわる」というのは本当ですね。何時までも今までの様に無鉄砲な人生を送れたらいいなと改めて思ったここ数日でした。
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