2018年3月9日金曜日

息子の医療証

名古屋市では精神発達に問題がある人も含め以下の様な方が実際に医療行為や投薬を受けた時にその支払が免除されるシステムが有ります。

  1. 身体障害者手帳1級から3級(ただし、じん臓機能障害の方は1級から4級、進行性筋萎縮症の方は1級から6級)をお持ちの方 
  2. 精神障害者保健福祉手帳1級から2級をお持ちの方 
  3. 知能指数が50以下と判定された方 
  4. 医師に自閉症状群と診断された方 
  5. 特定医療費受給者証(指定難病)をお持ちで、日常生活が著しい制限を受けると医師に証明された方

実際のところ、どの地方自治体であろうとも日本のような先進国であれば、その福祉の傘は広く手厚いものです。この医療証は”その受給者たる個人”の収入が一定の額以下であれば医療費が幅広く免除されるというものです。

結局このような制度が成立するためには福祉に注げるだけの資金としての税金や交付金が必要なわけで、そこは誇りをも持って自分の稼いだ給料からがしがしと自分の税金もつぎ込まれて欲しいものです。

しかし、日本で二十歳を過ぎた人間をきちんと独立した人格としてこういったことはきちんとしてくれるのかと良い意味で驚きました。しかも最も実生活の上でお金のかかる医療費でアシストしてくれるという!アメリカでは基礎年金と同じ様な補助金はあったのですが、医療費の免除なんかはありませんでしたからね。

我々が将来この世から居なくなってからも、障害のある子の親として、将来、医療のことで子供が苦しまなくて良いような日本で有り続けてほしいなと思うのでした。

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