2018年1月14日日曜日

翻訳・通訳の未来

次女が大学でアラビア語とロシア語を学習していることを以前ちょっとここで書いたことがあります。

しかし、最近のニュースを見ているといろいろな会社が超小型のデバイスを用いてかなりのレベルのダイレクトな二ヶ国語、多国語間での自動翻訳が出来るようになってきています。
”AIを使った”というのがそのミソみたいなんですが、いろいろな言語を日本語や英語に約扠せてみても5年程前のものとは間違いなく”レベル”が違っているなというのを肌で感じますね。

この前日本に帰ってきた時に次女にそういうことを話してみました。「Googleとかがガンガン凄い自動翻訳機能を出してきてるけど、それが本当に進化してきてリアルタイムに正確で美しい翻訳できるようになってきたらあんたどうするん?」という質問を投げかけてみたのです。

次女の答えは簡単で、ニッコリ笑って「I don't know!」と一言だけの返事でした。

実際のところ私自身もその返事が最も正直、かつそれなりに正確な答えではないかと感じています。結局のところ、己が頭を使って言語を習得していく過程という行為そのものが言語の習熟という最終的な結果そのものよりも”人にとっては”大切な行為なんだろうと思います。

しかも、未来の彼女にとっては言語というのはあくまで仕事をする上でのツールの一部ですから、彼女自身が人として他に持っているものは何か、という点が彼女自身の未来を決めるのでしょう。
そういう意味では言葉を自分の土台にしてそれを操ることで、その上にある更に高いところにある”何か”を掴み取ってほしいなと考えるオヤジでした。

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