2017年8月12日土曜日

大事な選択

今日は日本に一緒に帰ってきた長男にとっての大切な選択となる”ある事”を嫁さんとはじめました。


このブログに以前何度か書いているのですが、私の家の長男は自閉傾向を持つ人間であり、自分で身の回りのことを自分で処理することはほぼ出来ません。今後の生活のことを考えると親である我々がやがてはこの世から居なくなるときのことを責任を持って考えておいてあげなければなりません。 

その為には彼が今後、日本において成人としてどう生活していくのかを考えると様々な通所施設を当たって最終的には安心して作業や生活が出来る場所というのを探し続ける必要があります。

親として考えるのは、例えレベルが低くとも彼が何らかの仕事や作業を行って何らかの意味のある生産を続ける事でしょうか。無論、それが出来なくても21世紀の行政というのは”それなりに”そういったハンディキャッパーが生きていくことの出来る福祉行政を行う努力をされておりますので、それに大きく依存できなくもないのですが、そこにはやはり理想と現実の大きな乖離がまだまだあるのが正直な所。

アメリカでもすばらしい福祉サービスを受けていましたが、ここは日本。そうそう同じことを求めることは出来ませんし、アメリカと違う良さを持った福祉サービスも当然あります。

今回帰国してまずは名古屋市の行政担当者に伺ったのは息子が福祉サービスを受ける時にお世話になるワーカーさんを紹介して頂いたことでしたが、その方が真っ先に家に駆けつけてくれて様々なサービスの説明と今後の計画を話してくれました。
懇切丁寧な説明にも感心したのですが、その方が説明してくれた通所施設の中の筆頭にそのTという施設がありましたので、まずはそこへ見学に行ったというのが冒頭の”ある事”なのでした。

行ってみて実際に中の責任者の方に直接話を伺うとともに、サービス開始の経緯、施設の歴史、現在のサービス、施設の中の見学も行わせてもらい、実際に活動している中の方々の様子なども見ることが出来ました。一時間以上掛けての見学でしたが、いい感じでした。

今後はどうなるか未だわかりませんが、幾つかの施設を更に時間をかけて嫁さんとめぐるとともに、いろいろと実際にサービスを利用してその吟味を行いたいと思います。

ある施設はAさんにはあっていて、Bさんにはあわないけどその逆もまたアリですのでそこはしっかりと時間をかけていく必要もあるのでした。頑張る!単純な言葉ですが、それしかありません。

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